福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
穿いていてラクなパンツは便利です。
でも、その「ラクさ」がそのまま見た目にも出てしまうと、Tシャツを合わせただけで部屋着っぽく見えたり、ちょっとした外出にはラフすぎると感じたりすることがあります。
反対に、スラックスのようにきれいなパンツは使いやすくても、一日穿いていると窮屈だったり、普段着としては少し構えてしまうこともある。
この二つの間を埋めてくれるパンツは、実際かなり便利です。
MANUAL ALPHABETの「STRECH TWILL EASY PANTS」は、まさにそこを狙った一本。
ウエストはラク。
生地も柔らかい。
それでも穿いた姿は、イージーパンツというよりスラックスに近く見えます。
自分も実際に穿いてみましたが、この「頑張っていないのに、ちゃんとして見える」バランスが、このパンツを仕入れた一番の理由です。

MANUAL ALPHABET/マニュアルアルファベット
NO.MA-P-320
STRECH TWILL EASY PANTS/ストレッチツイルイージーパンツ
18,150円(税込)
目次
MANUAL ALPHABET/STRECH TWILL EASY PANTS
ラクなパンツを、スラックスのように見せる。そのバランスがこの一本の魅力です。
最初に全体を見ていただくと、かなりシンプルなパンツです。
派手な切り替えも、大きなポケットもありません。
でも、自分はこういうパンツほど、シルエットと生地の選び方が大切だと思っています。
形は、太すぎず細すぎない緩やかなテーパード。
腰や腿まわりには余裕を残しながら、裾に向かって自然に細くなるので、イージーパンツ特有のだらっとした印象がありません。
さらにセンターには、クリースをステッチで固定しています。
普通のイージーパンツにTシャツを合わせると、上下ともカジュアルになりすぎることがあります。
このパンツなら、一本の縦線が入るだけで全体が締まって見える。
シャツや革靴を合わせた時だけではなく、Tシャツ一枚の日にこそ、この違いは効いてくると思います。

ポリエステル100%なのに、硬さより「しなやかさ」を感じる生地です。
素材はポリエステル100%。
ただ、一般的な化繊パンツのような硬さを想像すると、少し印象が違います。
特殊な減量加工を施すことで、レーヨンのような柔らかさと落ち感を持たせています。
実際に穿いて感じたのも、この素材の柔らかさでした。
生地が硬く張るのではなく、脚の動きに合わせて自然に落ちる。
だから適度なゆとりがあっても、パンツだけが大きく見えにくいんです。
さらに、糸のムラによるやさしい杢調の表情と、ふっくらした膨らみがあります。
機能的なポリエステルパンツというより、見た目にはもう少し柔らかく、落ち着いた雰囲気。
こういう素材だから、カットソーにもシャツにもつなげやすいのだと思います。

ウエストがラクだからこそ、サイズは「入るかどうか」だけで選ばないでください。
ウエストはゴムとドローコードを使ったイージー仕様です。
ここがラクなのは、このパンツの良さ。
ただ、サイズ選びでは少し注意してほしいところでもあります。
ウエストに伸縮性があるパンツは、複数サイズを穿けてしまうことがあります。
そうすると「ウエストがちょうどいいから、このサイズ」と決めたくなるのですが、このパンツの場合はそれだけで選ばない方がいいです。
自分が実際に1・2・3を穿いてみた感覚では、見るべきなのは全体のゆとりと股下の長さ。
すっきり穿きたいなら1。
自然なバランスなら2。
もう少しゆるさや丈を出したいなら3。
同じ170cm・60kgでも、どんなシルエットにしたいかによって選択肢が変わります。
イージーパンツだからこそ、サイズ表記ではなく「どう穿きたいか」で選んでほしい一本です。

BLACKとCHARCOAL。迷ったら、普段のトップスを思い浮かべてください。
カラーはBLACKとCHARCOALの2色です。
BLACKは、やはり一番迷いにくい色。
白、生成り、グレー、ブルーなど、普段着ているトップスをそのまま合わせやすく、センタークリースも相まって全体をすっきり見せてくれます。
初めてこのタイプのイージースラックスを取り入れるなら、BLACKはかなり安心です。
一方のCHARCOALは、黒ほど輪郭が強くありません。
同じパンツでも少し柔らかく、力の抜けた印象になります。
黒いパンツをすでに何本も持っている方なら、自分はCHARCOALも面白いと思います。
トップスに黒や白を使うのはもちろん、画像のような明るい色を合わせても、パンツ側が強くなりすぎません。
「何にでも合わせやすいBLACK」か、「合わせやすさを残しながら少し変化が出るCHARCOAL」か。
手持ちのパンツを思い浮かべながら選ぶと、どちらが必要か見えてきます。

170cm・60kgでサイズ1。丈をすっきり見せたいなら、この穿き方です。
170cm・60kgでBLACKのサイズ1を着用しています。
ウエストはイージー仕様なので問題なく穿けました。
そして、サイズ1で一番分かりやすいのが丈の収まりです。
裾に余分なたまりが出にくく、パンツの輪郭がすっきり見えます。
センタークリースの縦線も素直に落ちるため、3サイズの中では一番シャープな印象です。
パンツ自体は細身ではありません。
腰まわりには適度な余裕があるので、ピタッとしたスラックスのような見え方でもない。
普段、あまり太いパンツを穿かない方。
裾をたるませず、靴まできれいにつなげたい方。
そういう方なら、サイズ1から考えると分かりやすいと思います。

サイズ1なら、ゆったりしたトップスを合わせても下半身が重くなりません。
サイズ1を全身で見ると、このパンツの使いやすさがよく分かります。
画像では、ゆとりのある淡い色のトップスを合わせています。
トップスにはボリュームがありますが、パンツの裾がすっきりしているので、全身まで大きく見えません。
上下とも細くする必要はないんです。
上にゆとりを持たせたなら、下を少し整える。
それだけで全体のバランスはかなり変わります。
足元も濃色でまとめることで、BLACKのパンツから自然につながっています。
ワイドシルエットのトップスは好きだけれど、上下ともルーズにするのは少し苦手。
そんな方には、このサイズ1の使い方が参考になると思います。

自分ならサイズ2。きれいに見せながら、今欲しい余白も残せます。
170cm・60kgでCHARCOALのサイズ2を着用しています。
自分なら、このサイズを選びます。
サイズ1より全体に少し余白が増え、裾にはワンクッション入る程度の長さ。
でも、シルエットが緩やかなテーパードなので、急に太いパンツを穿いたようには見えません。
ここがサイズ2のちょうどいいところです。
すっきり見えることは残したい。
でも、パンツに少し余裕も欲しい。
今の自分なら、そのバランスが一番自然なのが2です。
イージーパンツらしいリラックス感も感じられ、それでいてセンタークリースのおかげでだらしなく見えない。
特に、普段から少しゆとりのあるTシャツやシャツを着る方には、トップスとのつながりも作りやすいと思います。

CHARCOALは明るい色を合わせると、パンツの柔らかい表情が生きます。
サイズ2のCHARCOALに、明るいブルー系のトップスを合わせています。
この組み合わせでいいのは、パンツが黒ほど強く見えないことです。
トップスにはしっかり色があります。
それでもCHARCOALが中間色として受け止めてくれるので、上下がぶつかりません。
パンツのシルエットにも適度なゆとりがあるため、トップスだけが浮かず、全身が自然につながっています。
色物のトップスをよく着る方には、こういうCHARCOALの使い方もおすすめです。
反対に、トップスもパンツも黒に近い色ばかり選んでいる方なら、CHARCOALへ変えるだけでも全身の重さを少し抜けます。
色合わせを難しく考える必要はありません。
黒いパンツを少し柔らかくした感覚で使える。
そこがCHARCOALの良さだと思います。

サイズ3は「大きいサイズ」ではなく、ゆるさと丈を楽しむための選択肢です。
170cm・60kgでBLACKのサイズ3を着用しています。
ウエストについては、このサイズでも問題なく穿けました。
ただ、サイズ1や2とは明らかに見え方が変わります。
全体にゆとりが増え、丈もしっかり出る。
裾にも生地がたまり、パンツそのもののリラックス感が強くなります。
ですから、単純に「普段Lだから3」という選び方ではありません。
170cm・60kgなら、ゆるいシルエットを意図して選ぶサイズです。
逆に、自分より身長のある方なら、この丈がより自然に収まる可能性があります。
このパンツはサイズアップしてもセンターの縦線が残るため、ただルーズになるだけではありません。
ゆったりしたパンツが好きだけれど、スウェットパンツのようなラフさまでは求めていない。
そんな方なら、あえてサイズ3を選ぶ意味があります。

サイズ3は、トップスまでシンプルにすると「ゆるさ」がきれいに見えます。
サイズ3を白系のトップスと合わせたスタイリングです。
パンツにしっかりボリュームが出ているので、上半身まで複雑にする必要はありません。
むしろトップスをシンプルにした方が、パンツの落ち感や丈のたまり方がよく分かります。
WHITE×BLACKという分かりやすい組み合わせなら、シルエットに変化を付けてもコーディネート自体は難しく見えません。
ここは、太めのパンツに挑戦する時にも使える考え方です。
形を変えるなら、色合わせはシンプルにする。
色を増やさないことで、シルエットの変化だけを楽しめます。
サイズ1ではすっきり。
サイズ2なら自然な余白。
サイズ3ではシルエットそのものを楽しむ。
同じパンツでも、サイズを変えることでここまで着こなしの方向を変えられるのは面白いところです。

まとめ|「ラク」と「きちんと見える」を、どちらも諦めたくない方へ。
MANUAL ALPHABETの「STRECH TWILL EASY PANTS」は、見た目だけならとてもシンプルなパンツです。
でも、実際に穿いてみると、そのシンプルさの中にかなり考えられたバランスがあります。
レーヨンのようにしなやかなポリエステルツイル。
緩やかなテーパード。
縦のラインを保ちやすいセンタークリースステッチ。
そして、ウエストを気にしすぎず、シルエットで選べる3サイズ。
自分がこのパンツをいいと思うのは、どこか一つが強烈だからではありません。
ラクに穿きたい日にも使える。
でも、そのまま食事や外出へ行ってもラフすぎない。
Tシャツでもいいし、シャツやポロシャツにも合わせられる。
こういうパンツは、結局出番が多くなります。
170cm・60kgの自分なら、自然なゆとりが出るサイズ2。
すっきり穿きたいなら1、もっと余白と丈を楽しみたいなら3という選び方ができます。
逆に、完全な細身スラックスを求めている方や、逆に極端なワイドシルエットを求めている方には、少し方向が違うと思います。
「ラクだから穿く」だけではなく、「この見え方が好きだから穿く」。
イージーパンツをそこまで持っていけるところが、この一本の良さです。

サイズ1・2・3では、ウエストが穿けるかどうか以上に、丈と全身の余白が変わります。商品ページでは各サイズの着用写真を見比べながら、普段のトップスや靴に合わせた時に、どのバランスが自分らしいか確認してみてください。BLACKとCHARCOALの見え方の違いも、あわせて比べていただけます。
ちょっとしたひとりごと
今日でお盆休みも終わり、という方も多いのでしょうか。
明日から仕事再開となると、今日は自宅でのんびり過ごしている方も多そうですね。
逆に自分たちのようなサービス業は、世間のお休みが終わる頃からようやく休み。
ということで、DISCOVERYも明日から4日間、夏季休暇をいただきます。
店頭・オンラインショップともにお休みとなりますので、よろしくお願いいたします。
これだけまとまった連休を取るのは、自分でもかなり珍しいです。
お店をやっていると、どうしても「休んでいる場合じゃないな」と思ってしまうんですが、元気に動けるうちに色々なところへ行っておこうということで、今回は北海道へ行ってきます。
北海道といえば、やっぱり食べ物ですよね。
海鮮、ラーメン、ジンギスカン、スープカレー……。
旅行前から完全に食べることばかり考えています(笑)。
一応、「食べ過ぎて体重を増やさない」という目標だけは立てているんですが、北海道まで行ってそれを守れる気は今のところ全くしておりません。
まぁでも、それも含めて旅行ですからね(笑)。
しっかりリフレッシュして、また休み明けから新作のご紹介をしていきたいと思います。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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