高級靴にも採用されるグッドイヤーウェルト製法を採用したウィールローブの HEAVY STITCHIN MOC TOE(Uチップモックトゥシューズ)

長く愛用できる物とは

福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。

どこまでトレンドを提案するかってのは、お店のさじ加減一つだったりします。

根本的に物を売るのが仕事なので、売れるものを提案するのが一般的なやり方。

けど売れる物でも自分として面白くないものは売りたくない。

違ったいい方をすれば、使い捨てになる商品は提案したくありません。

一生モノという言葉が全て真実だとは思いませんが、長く愛用してもらいたい気持ちは同じです。

一瞬だけ話題になって捨てられていくモノやブランド。

何となくその時の熱量を見れば、これから残るものかどうかは感じられるようになりました。

長く業界にいると自然と身に付いてくるものです。

そういう事もあって、僕のブログでは同じ物を何度も紹介する事があります。

仕方ないんです。

いいものはいいですし、周りがどう感じようが自信を持って提案できるものなのですから。

今日紹介するブランドの商品もそんな想いがたくさん詰まっています。

東京浅草発の靴ブランド「WHEELROBE(ウィールローブ)」のHEAVY STITCHIN MOC TOE(Uチップモックトゥシューズ)。

 

まずはブランドの概要を紹介します。

「WHEELROBE(ウィールローブ)」とは

WHEELROBE(ウィールローブ)は日本製の革靴ブランドです。

メインとして使用する革は型崩れしにくい肉厚で屈強なクロムエクセル。

クロムエクセルは80年以上も変わらぬ製法で作られている、植物タンニンなめしとクロムなめしを併せた混合なめしで生産されており、元々ホーウィン社がブーツ用として開発した革。

一般的な革より水に強く耐久性があります。

オイルを多く含んだ革は肉厚の割には柔らかく足馴染みがいい事で有名。

また小さな傷ならブラッシングで消すことができます。

通常革靴に使用される革は、ビジネス用なら1mm程度が一般的となっていますが、ウィールローブの商品では何と2.2mmの革を使用。

触れれば分かるのその肉厚で屈強な革は、長く愛用しても型崩れしずらくなっております。

 

製法は複雑で重厚な作りになっているグッドイヤー・ウェルト製法。

グッドイヤー・ウェルト製法とは高級靴にも採用される伝統的な製法です。

加工した中底に甲革をかぶせ、細革(ウェルト)にと共に縫い付け、表底のまわりを縫い合わせる製法で、靴底の縁まわりに出ているソールエッジがあり、縫い糸が見えるのが特徴。

中物をタップリと入れられるために、長時間歩いても疲れにくいという長所があります。

履きはじめは堅い印象ですが、履いているうちに足裏の形をなぞるように中物が変形し、フィット感が高まります。

さらに何度も靴底を交換出来ることも魅力的。

造りの頑丈さ、馴染みの良さ、履き心地の安定感、そして重厚なデザインの味わいがあります。

滑りやすく歩きにくいのがレザーソールのデメリットですが、ウィールローブではフロント部分にゴムを貼り、ヒールには1940年代にブーツで広く使用されていた「Cat’s Paw(キャッツポウ)」を採用。

これらの工夫により雨の日でも滑りにくく、機能性に優れたソール構造になっています。

 

モノづくりとして随所にこだわりを見せる「WHEELROBE(ウィールローブ)」の中でも、安定した人気を誇るのが本日紹介するこちらのモデルです。

HEAVY STITCHIN MOC TOE(Uチップモックトゥシューズ)

商品写真

色サイズ価格

WHEELROBE(ウィールローブ)
NO.15078
HEAVY STITCHIN MOC TOE(Uチップモックトゥシューズ)
COLOR&SIZE
BLACK:6(24cm) 6.5(24.5) 7(25) 7.5(25.5) 8(26) 8.5(26.5) 9(27) 9.5(27.5) 10(28)
PRICE:40,000+tax

商品説明

オーソペディックシューズ(足の治療又は足の運動機能を補助する目的で専門技術者によって製作された整形外科靴)の木型をベースに、独自の改良を施した木型(#1228)を使って制作されたUチップシューズです。

特長としては、指先から甲にかけては薄く削る事でシャープに仕上げる事で、プレーントゥシューズで採用されている木型(#314)に比べるとボリューム感を抑えています。

絞ったアート部分が最良のフィッティングを作り、歩行をサポートしてくれます。

高級靴にも採用されるグッドイヤー・ウェルト製法で作り上げ、ソールはシングルレザーとなっているので木型のシャープさを生かしたすっきりとしたフォルムになってます。

コバの仕上げは爪を立て(職人が指先に布を巻きつけ爪を立てる様にして磨くことでつるんとした表情になる)、カジュアルの中にもドレス感を出しました。

つま先にはゴムを貼り、ヒールには40年代のブーツよく使用されていたCat’s Paw(キャッツポウ)ヒールを採用しているので、 雨の日などの歩行でも滑りづらくなっています。

アッパーには「Horween(ホーウィン社)」のヘビーウェイトのクロムエクセルを使用。

「WHEELROBE(ウィールローブ)」では茶芯仕様の革を採用しています。 1950年代のレザー製品に多く使用されていた茶芯レザーは、塗料が奥まで浸透していないので履き込むと茶色が浮き出てくるのが特徴です。

これが味となり、新品の状態よりさらに独特の味わいが演出されます。

最期にアッパーを丹念に磨き上げ、ドレス感を出す仕上げを施しています。

 

バイヤーとしてのおすすめポイント

Uの形にステッチが入る靴の事を「Uチップ」と呼びます。

Uチップの靴ってカジュアルな印象を持つ人が多くて、このモデルも見るだけだとジーンズなんかと合わせるラフな雰囲気を想像するんです。

ところが実際に履いてみると、見た目では想像できない品のある雰囲気に気付く人が多いんです。

あとグッドイヤー・ウェルト製法の靴の一番良い点は、履くほどに足に馴染むんでいくこと。

グッドイヤー・ウェルト製法の靴を履き続けると、靴のインソール(履いたときに足の裏が当たる部分)が足の形に変形して馴染んできます。

インソールが足に形にあってくると、足裏のフィット感がよくなり長時間履いても疲れにくくなります。

長く愛用するのにぴったりの製法なんです。

欠点としては手間のかかる製法なので、どうしても価格が高くなりがちなところです。

ところが「WHEELROBE(ウィールローブ)」は、グッドイヤー・ウェルト製法を採用しているだけじゃなく、ホーウィン社のクロムエクセルまで使用しているにも関わらず破格の価格を実現しています。

“クロムエクセル” “グッドイヤー” “靴” でググってみればすぐに分かりますが、安くても5万円以上はするんです。

ところがウィールローブは、40,000円+taxでその組み合わせを実現してるんです。

もちろん安価なだけで品質がイマイチならセレクトする事はありません。

この価格だとそう思ってしまうのも仕方ないでしょう。

実物はしょぼいんじゃないかと、お店で実際のモデルを確認される方が結構多いんです。

ところが想定以上の作りの良さに、このブランドの虜になってしまうんですよね。

今日紹介したモデルは大人のカジュアル靴って言葉がぴったりのモデル。

先日再入荷してサイズが揃っておりますので、足元の相棒として愛用してもらえると嬉しい限りです。

 

お店からのお知らせと独り言

12月に突入ということで、今年も残すところわずかです。

てなわけで毎年恒例となりますが、取り置きされている方へのご連絡です。

取り置きは12月30日までにお持ち帰りをお願いします。

1月1日に取り置きしても、12月30日までに持ち帰れば何も言わない当店の取り置きに関しての決まり事。

お忘れにならない様にお願い致します。

 

12月3日は諸事情によりオープン時間が遅くなりご迷惑をおかけしました。

「営業時間と定休日はしっかりと守る」ってのが、お店にとって守るべき最大にルールだと自分は思っています。

色々な事情はあると思いますが、閉店が遅くなったり、逆に早く閉めたり、いきなり休むってのはあってはならない事です。

もし足を運ばれた方がいましたら、この場を借りてお詫びさせて頂きます。

 

さて、最後は独り言を・・・。

いつもなら春夏のオーダーも終わってる時期ですが、今年はコロナで東京出張を自粛したので、今の時点でも春夏オーダーが完了していません。

先週から今週にかけて連日メーカーからサンプルが届いて、いつもの様に1点1点試着しながらどの商品をオーダーするかチェックを繰り返しています。

どれだけネット環境が発達してオンラインで商談ができる様になっても、袖を通して納得できる洋服じゃないとお店に並べるつもりはありません。

先日来店された方と話していたのですが、当店の洋服って袖を通してみると並んでいる状態と印象が全然違うんです。

「普通=地味」ってのとは違うんですよね。

普通なんだけどちゃんとお洒落で使い勝手がよい。

加えて価格が手頃であれば言う事ありません。

次の春夏もその心構えは変わっておりません。

そういう意味ではかなり満足できる品揃えになってるので、期待してもらって損はないと思います。

では本日もお待ちしております。

DISCOVERY 水尻

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