秋冬のワイドパンツが重く見える方へ|CURLY MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTSの軽さ・裾アレンジ・サイズ感

福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。

秋冬になると、パンツにも季節感のある素材を取り入れたくなります。

ただ、厚手のウールや起毛素材でワイドパンツを作ると、見た目だけでなく穿き心地まで重たく感じることがあります。

太いパンツは好き。

秋冬らしい素材感も欲しい。

でも、一日穿いていて疲れるような重さや硬さまではいらない。

今回ご紹介するCURLYの「MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTS」は、そんな時にかなり面白い一本です。

見た目は、太いツイル模様と起毛感のあるクラシックなパンツ。

ところが実際の生地は、モールヤーンを使ったダンボール構造のニットです。

腰まわりには2タックを入れ、しっかりワイド。

さらに裾のドローコードを絞れば、ストレートなワイドシルエットから足元をすっきりさせることもできます。

自分がこのパンツで特にいいと思ったのは、「秋冬らしく見えること」と「ラクに穿けること」のどちらかを諦めなくていいところです。

しかもIVORY、NAVY、BORDEAUXの3色で、同じパンツでも着こなしの方向をかなり変えられます。


CURLY/カーリー
NO.253-761024
MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTS/モールヤーンツイルニットワイドパンツ
25,300円(税込)

CURLY/MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTS

見た目はクラシック。でも、重たい冬用パンツをそのまま作ったわけではありません。

まず全体を見ると、2タックの入ったしっかり太めのワイドパンツです。

IVORYは生地の立体感も分かりやすく、スラックスのような落ち着いた雰囲気があります。

ただ、このパンツを普通の秋冬ワイドパンツとして見ると少し違います。

使っているのは、起毛したモールヤーンによるツイル調のニット。

つまり、織物のツイルパンツのような表情を見せながら、実際にはニット素材ならではの柔らかさや軽さを持たせています。

自分が仕入れで面白いと思ったのも、この見た目と穿き心地の差です。

秋冬らしいパンツは欲しいけれど、硬くて重たい一本を毎日穿きたいわけではない。

そんな方に、この生地の考え方がかなり合うと思います。

太いツイル模様と起毛感があるから、ニットパンツでも部屋着のようには見えません。

生地を近くで見ると、表面にははっきりとした斜めのツイル調のラインがあります。

さらにモールヤーンの起毛感が加わるため、表情はかなり秋冬らしい。

ここが普通のジャージー素材との大きな違いです。

ラクなパンツを探すと、どうしても表面がフラットでスポーティーな生地が多くなります。

それはそれで便利ですが、ニットやジャケットを合わせた時にパンツだけがラフに見えることもある。

MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTSなら、見た目には布帛の秋冬パンツに近い奥行きがあります。

それでも内側はさらっと仕上げ、膨らみのあるダンボール構造。

見た目の季節感と、穿いた時の軽快さを両立させるための素材だと考えると分かりやすいと思います。

2タックで腰まわりに余裕を作るから、太いパンツでも無理にサイズを上げる必要はありません。

腰まわりには2タックを入れています。

このタックによって、ウエストから太腿へ自然に分量を出しています。

ワイドパンツで失敗しやすいのが、「太く穿きたいから大きいサイズを選ぶ」という考え方です。

サイズだけを上げると、ウエストや丈まで必要以上に大きくなることがあります。

このパンツは、もともとのパターンで腰まわりにしっかり余白を作っている。

さらにウエストは後ろだけゴムを入れたバックイージー仕様です。

正面はパンツらしく見せながら、穿いた時にはウエストへある程度の余裕を持たせられる。

ワイドシルエットを楽しむために、無理に大きなサイズを選ばなくてもいいところも実用的です。

後ろ姿にも少しだけ違いを作る。補強布がシンプルなワイドパンツのアクセントになります。

後ろポケットには補強布が使われています。

大きなプリントや装飾ではありません。

でも、無地のワイドパンツは面積が大きいぶん、こうした小さなディテールが意外と効きます。

特にトップスを短めに着たり、タックインしたりすると、腰まわりはよく見える部分です。

正面には2タック。

後ろには補強布。

パンツ全体はシンプルですが、前後で少しずつ表情を変えています。

自分は、こういうデザインの入れ方なら長く使いやすいと思います。

強い装飾ではないので、トップスを選びにくくしない。

それでも近くで見れば普通の無地パンツとは少し違う。

毎日使うパンツには、このくらいの差がちょうどいいと思います。

裾を絞れるだけで、一本のワイドパンツを靴に合わせて調整できます。

裾にはドローコードが入っています。

自分は、この仕様をかなり評価しています。

ワイドパンツは格好いいのですが、靴との相性で困ることがあります。

ボリュームのある靴なら、そのままストレートに落としてもバランスを取りやすい。

一方、少しすっきりした靴へ替えると、裾幅が急に大きく見えることがあります。

そんな時は裾を絞る。

それだけで、足元に向かって少し収まったシルエットへ変えられます。

「今日はワイド」「今日はテーパード」と完全に別のパンツになるわけではありません。

でも、靴やトップスに合わせて最後の見え方を調整できる。

一本のパンツの出番を増やすという意味では、かなり実用的なディテールです。

170cm・60kgでサイズ1なら、ワイド感を出しながら丈まで大きくなりすぎません。

BORDEAUXのサイズ1を170cm・60kgで着用しています。

サイズ1の実寸は、ウエスト72~81cm、股上31.5cm、ワタリ33.5cm、裾幅23.5cm、股下67.5cm。

ワタリ33.5cmなので、しっかり太さがあります。

一方、股下は67.5cm。

170cmの着用では、ワイドシルエットを見せながらも裾に必要以上の長さが溜まりにくいバランスです。

自分なら170cm・60kgでは、まずサイズ1を基準に考えます。

このパンツは最初から2タックで分量があります。

「ワイドに穿きたいから2へ上げる」というより、サイズ1でどのくらい太さが出るのかを先に確認した方が失敗しにくいと思います。

サイズ2はワタリ35cm・股下70cm。太さだけでなく、縦のボリュームも増えます。

同じBORDEAUXをサイズ2で着ると、違いが分かりやすくなります。

サイズ2は、ウエスト74~84cm、股上31.5cm、ワタリ35cm、裾幅24.5cm、股下70cm。

サイズ1と比べると、ワタリは1.5cm、裾幅は1cm、股下は2.5cm大きくなります。

つまり、サイズアップで変わるのは腰まわりの余裕だけではありません。

脚全体のボリュームと、裾に向かう長さも増えます。

170cm・60kgで、よりルーズな見え方を狙うならサイズ2も候補です。

ただし、もともと太いパンツです。

トップスまで大きく着るのか。

パンツだけを主役にするのか。

そのあたりまで考えてサイズを選ぶと、単純な「大きい・小さい」だけではなくなります。

IVORYなら、秋冬の濃いトップスを軽く見せたい時に使いやすい。

IVORYのサイズ1を、ブラウン系のアウターと合わせています。

秋冬はトップスも靴も濃色が増えます。

そこへパンツまでBLACKやNAVYを持ってくると、全身がかなり重たく見えることがあります。

そんな時にIVORYを入れると、下半身に明るさが出ます。

しかも、このパンツは起毛感とツイル調の表情があるので、明るい色でも春夏の薄いパンツには見えません。

ここが秋冬のIVORYとして使いやすいところです。

BLACK、BROWN、KHAKI、NAVY。

普段秋冬に着ている濃いトップスをそのまま使いながら、パンツだけで全身の重さを調整できる。

明るいパンツに抵抗がある方でも、まずは濃いアウターと組み合わせると取り入れやすいと思います。

NAVYなら一番落ち着いて見える。だからトップスで色を使ってもまとまりやすい。

NAVYは3色の中でも、かなり普段のパンツに近い感覚で使いやすいカラーです。

画像ではPURPLE系のトップスと合わせています。

トップスにはしっかり色がありますが、パンツをNAVYへ落ち着かせることで全身がまとまっています。

「色物のトップスを買ったけれど、結局いつも黒いパンツにしか合わせられない」

そんな方にもNAVYは使いやすいと思います。

BLACKほどコントラストを強くせず、色のあるトップスを受け止められる。

さらに生地に起毛感があるため、普通のネイビースラックスとは少し違う柔らかな印象になります。

最初の一本として無理なく取り入れるなら、手持ちのトップスを選びにくいNAVYはかなり現実的な選択肢です。

BORDEAUXは派手な赤ではありません。落ち着いたトップスと合わせると、大人っぽい差し色になります。

3色の中で一番着こなしを変えられるのがBORDEAUXです。

色のあるパンツなので、IVORYやNAVYより最初は難しそうに感じるかもしれません。

でも画像のように、トップスをCHARCOALやBLACKに近い落ち着いた色へ寄せると、パンツだけが悪目立ちしません。

さらに靴も黒で締める。

そうするとBORDEAUXの色だけが、全身のアクセントとして残ります。

派手なトップスを着なくても、パンツで少し色を入れられる。

無地のBLACKパンツばかりで服装が変わらない方なら、こういう色の使い方も面白いと思います。

しかもワイドシルエットなので、色だけではなく形そのものにも存在感があります。

だから上半身はシンプルで十分です。

まとめ|秋冬らしく見せたい。でも、パンツまで重たくしたくない方へ。

CURLYの「MOLLE YARN TWILL KNIT WIDE PANTS」は、単にラクなワイドパンツではありません。

自分がこの商品で一番評価しているのは、見た目と穿き心地の方向が少し違うことです。

太いツイル模様。

モールヤーンの起毛感。

2タックのワイドシルエット。

見た目だけなら、しっかりした秋冬パンツです。

でも、生地は膨らみがありながら軽いダンボール構造のニット。

さらにバックイージー仕様で、裾にはドローコードも入っています。

クラシックな雰囲気を作りながら、実際にはかなり気軽に穿くことを考えています。

170cm・60kgなら、まずサイズ1を基準に。

もっと脚全体へボリュームを出したいならサイズ2。

IVORYなら秋冬の濃色トップスを軽く見せる。

NAVYなら普段のパンツに近い感覚で取り入れやすい。

BORDEAUXなら、無地のトップスにパンツで色を足せます。

逆に、脚に沿う細身のパンツや、硬くハリのある本格的なウールスラックスのような穿き味を求めている方には、この柔らかなニット素材とワイドシルエットは方向が違うと思います。

取り扱い表示は手洗いです。

秋冬だから厚く、重くする。

そうではなく、見た目には季節感を出しながら、穿く側はラクにする。

そこに、このパンツを選ぶ理由があると思います。

商品ページでは、まずサイズ1と2の着用写真を見比べてみてください。ワタリは33.5cmから35cm、股下は67.5cmから70cmへ変わるため、サイズアップすると横幅だけでなく裾まわりのボリュームも変わります。

そのうえで、IVORY・NAVY・BORDEAUXそれぞれのスタイリングも確認してみてください。普段よく着るアウターやニットの色を思い浮かべると、自分の服装へ一番自然に取り入れられるカラーを選びやすくなります。

最後に、裾をそのまま落として穿くのか、ドローコードで絞って足元をすっきり見せるのかも考えてみてください。手持ちの靴まで含めて想像すると、このパンツをどのシルエットで使いたいかが見えてくると思います。

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ちょっとしたひとりごと

急に寒くなりましたね。

ついこの前まで昼間は半袖でもいいくらいだったのに、一気に秋を飛び越した感じです(笑)。

店頭の秋冬商品は、もう9割くらい入荷しています。

今すぐ使えるシャツや軽い羽織りはもちろん、ニットやアウターなど冬物までかなり揃ってきました。

最近は、夏以来となる馴染みのお客様も多くて、

「お久しぶりですね~」

という挨拶をする機会が増えています。

季節が変わると久しぶりに顔を出してくれる方が増えるので、個人的にはこの時期けっこう好きなんですよね。

「夏は暑すぎて服見る気にならなかった」

なんて言われると、

「分かります(笑)」

としか返せません。

自分だってあの暑さの中で、冬のアウターを見ようとはなかなか思わないですからね。

でも、ここまで気温が下がると一気に洋服の気分も変わります。

何を着ようか考えるのが、ようやく楽しくなる季節です。

久しぶりの方も、初めての方も、今の店内はかなり見応えあると思いますので、ぜひゆっくり見に来てください。

では本日もお待ちしております。

DISCOVERY 水尻

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