ニットの表情は欲しい。でもニットらしく着たくない方へ|ILL ONE EIGHTY RELAX CUT OFF CABLEのサイズ感と着こなし

福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。

秋冬のトップスを選んでいると、無地のロンTでは少し物足りない。

だからといって、毎回ニットを選ぶほどきれいにまとめたいわけでもない。

こういう時って意外と難しいんです。

表情のある生地は欲しい。

でも、着方までかしこまってほしくない。

今回ご紹介するILL ONE EIGHTYの「RELAX CUT OFF CABLE」は、そんな間を狙った一着です。

見た目には、ケーブルニットを思わせる立体的な柄。

ところが形は、肩幅と身幅を広く取ったルーズなロンTです。

さらに首・袖口・裾をカットオフにすることで、ケーブル柄が持つ少し上品な印象を崩しています。

自分がこの商品で特に面白いと思ったのは、この「ニットらしい表情」と「カットソーらしい気軽さ」の組み合わせです。

無地のトップスから少し変えたい。

でも、デザイン物を着ている感じまでは出したくない。

そんな方には、かなり取り入れ方を想像しやすいと思います。


ILL ONE EIGHTY/イルワンエイティ
NO.ILL261-07C
RELAX CUT OFF CABLE/カットオフクルーネックロンT
21,450円(税込)

ILL ONE EIGHTY/RELAX CUT OFF CABLE

ケーブルニットのように見える。でも、形はかなり力の抜けたロンTです。

最初に全体を見ると、やはり目に入るのはケーブル柄です。

無地のカットソーとは明らかに表情が違います。

ただ、シルエットは細身ではありません。

肩幅と身幅をしっかり取り、横方向に余裕を持たせています。

その一方で、着丈は長くしすぎていません。

ここがこの商品のポイントです。

身幅まで大きく、着丈まで長いトップスにすると、全身がかなりルーズに見えることがあります。

RELAX CUT OFF CABLEは、上半身には分量を持たせながら、丈で重たく見せすぎない。

ケーブル柄を見せたいけれど、ニットのように端正に着る必要はない。

自分が仕入れで評価したのも、このバランスです。

プリントではなくジャガードだから、BLACK一色でも柄が平面的に見えません。

ケーブル柄は、オリジナルのジャガードで表現されています。

色を変えて柄を見せるのではなく、生地そのものの凹凸で表情を作っています。

だからカラーはBLACK一色でも、近くで見るとかなり情報量があります。

無地の黒トップスは合わせやすい。

でも、上下とも無地にすると少し平坦に感じることがあります。

このロンTなら、色を増やさなくてもトップス側に表情を作れる。

ここは普段の着こなしでは使いやすいと思います。

BLACKのパンツへ合わせてもいい。

ベージュやブルーデニムへ合わせてもいい。

「柄物を着る」というより、無地の延長で生地に少し奥行きを足す。

そのくらいの感覚で考えると取り入れやすいです。

首元をきれいに仕上げすぎないことで、ケーブル柄の上品さを少し崩しています。

首元はカットオフ仕様です。

普通のケーブルニットなら、襟もリブなどできれいに整えることが多いと思います。

それをあえて切りっぱなしにする。

この小さな違いで、商品の印象はかなり変わります。

ケーブル柄だけを見ると、少しクラシック。

でも首元を見ると、急にラフになる。

自分は、この少し矛盾した感じがILL ONE EIGHTYらしいと思います。

ニットのような柄を着たいけれど、きれいめには寄せたくない。

デニムやワイドパンツと普通に合わせたい。

そんな時に、この首元の処理が全体をちょうどいい方向へ崩してくれます。

袖口まで切りっぱなし。細部を整えすぎないから、ロンT感覚で着やすい。

カットオフは首元だけではありません。

袖口にも同じ考え方が使われています。

ケーブル柄はしっかり入っている。

でも端の処理はラフ。

この組み合わせによって、いかにも「編み柄のトップスを着ています」という雰囲気になりすぎません。

袖口は着ている本人からも目に入りやすい部分です。

手を動かした時にも、普通のリブとは違う表情が見える。

大きなロゴやプリントを入れなくても、こういう部分で普通のロンTとの差を作っています。

デザインは欲しい。

でも一目で分かる派手さはいらない。

そういう方には、このくらいの違いがちょうどいいと思います。

後ろまで同じ柄で終わらせず、ヨークを入れることで背中にも変化を作っています。

背面にはヨークの切り替えがあります。

正面はケーブル柄の立体感がかなり分かりやすい。

そのまま後ろまで同じ構成にするのではなく、背中側には切り替えを入れています。

こういう服は、自分で鏡を見る時には前ばかり見てしまいます。

でも実際には、横や後ろから見られる時間の方が長いこともあります。

背面まで単調にしない。

ただし、切り替え自体は大げさではない。

一枚で着た時にも、後ろ姿に少し構造が残るくらいです。

派手なバックプリントとは違い、素材とパターンだけで変化を作っているのも、この商品の使いやすさにつながっています。

170cm・60kgでM。身幅61cmでも、着丈65cmだからルーズに見えすぎません。

170cm・60kgでサイズMを着用しています。

実寸は、肩幅61.5cm、身幅61cm、着丈65cm、袖丈47cm。

数字を見ると、肩幅も身幅もかなりゆったりしています。

それでも着用写真では、極端に大きなトップスには見えません。

理由は、やはり着丈です。

身幅61cmに対して着丈65cm。

横方向には余白を持たせながら、縦へ長く落としすぎていません。

さらに袖丈も47cmなので、肩幅の大きさに対して袖だけが必要以上に長くならないバランスです。

170cm・60kgの自分なら、今選ぶのはM。

この商品の幅広なシルエットをきちんと出しながら、全身ではすっきり見せやすいサイズだと思います。

ベージュのパンツへ合わせると、BLACKのケーブル柄が一番分かりやすく見えます。

サイズMを、ベージュ系のパンツへ合わせています。

この商品を最初に着るなら、自分はこういう組み合わせが分かりやすいと思います。

トップスがBLACK。

パンツを明るくする。

それだけで上下にコントラストが生まれ、ケーブル柄の凹凸も見えやすくなります。

さらにパンツにもある程度ゆとりがあるので、肩幅61.5cmの上半身だけが大きく浮いて見えません。

トップスは短め。

パンツにはボリューム。

この組み合わせは、今のワイドパンツともかなり相性がいいと思います。

しかも色合わせ自体は難しくありません。

普段ベージュ、カーキ、グレー系のパンツを穿く方なら、そのまま置き換えやすいスタイリングです。

Lは身幅62cm・着丈67.5cm。大きな差ではないからこそ、丈の見え方で選びたい。

サイズLは、肩幅62cm、身幅62cm、着丈67.5cm、袖丈49cm。

Mとの差を見ると、肩幅は0.5cm、身幅は1cm。

横幅は大きく変わりません。

一方、着丈は2.5cm、袖丈は2cm長くなります。

つまり、この商品でMからLへ上げた時に分かりやすく変わるのは、単純な「太さ」だけではありません。

縦方向の余白も少し増えます。

170cm・60kgなら、自分はM。

ただ、もう少しトップスをゆったり見せたい方や、ワイドパンツと上下ともボリュームを持たせたい方ならLも候補です。

もともと身幅の広い服なので、「大きく着たいからとりあえずL」ではなく、着丈65cmと67.5cmのどちらが自分のパンツに合うかまで考えた方が選びやすいと思います。

ブルーデニムなら、ケーブル柄をもっとカジュアルに見せられます。

Lサイズでは、ブルーデニムを合わせています。

先ほどのベージュパンツより、かなりカジュアルな印象です。

ケーブル柄というと、スラックスやきれいなパンツへ合わせるイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも、この商品は首・袖口・裾がカットオフ。

形もルーズなロンTです。

だからデニムとの相性は自然です。

特に明るめのブルーを合わせると、BLACKのトップスが重たく見えにくくなります。

サイズLでトップスにも少し余白を増やし、デニムにもボリュームを持たせる。

上下をゆったりさせても、トップスの着丈が67.5cmなので縦へ長くなりすぎません。

ニットのような柄を、ニットらしく着ない。

この商品の面白さが一番分かりやすいスタイリングの一つだと思います。

横から見ると、幅はあるのに丈が長すぎない理由がよく分かります。

正面だけを見ると、ケーブル柄に目が行きます。

横から見ると、この商品のシルエットそのものが分かりやすくなります。

身頃にはしっかり余白がある。

でも裾は下へ長く落ちすぎない。

そのため、ワイドパンツと合わせてもトップスとパンツの境目がきちんと残ります。

ここは、この商品を選ぶうえで柄と同じくらい大切です。

もし同じ身幅のまま着丈がさらに長ければ、かなりオーバーサイズ感が強くなったはずです。

RELAX CUT OFF CABLEは、横へ広げて縦を抑える。

だから一枚でシルエットが成立します。

太いパンツにしか合わせられないわけではありませんが、この形を楽しむなら、パンツにもある程度余白を持たせると全身のつながりが作りやすいと思います。

まとめ|ニットのような表情を、もっと気軽な普段着として取り入れたい方へ。

ILL ONE EIGHTYの「RELAX CUT OFF CABLE」は、普通のケーブルニットでも、普通の無地ロンTでもありません。

オリジナルのケーブル柄をジャガードで表現する。

首・袖口・裾はカットオフにする。

背面にはヨークを入れる。

そして、肩幅と身幅を広く取りながら、着丈は短めに整える。

それぞれの要素を見ると特徴があります。

でも、着る時に難しく考える必要はありません。

BLACK一色なので、ベージュのパンツでもブルーデニムでも合わせられる。

170cm・60kgの自分なら、身幅61cm・着丈65cmのM。

もっと縦にも少し余白を出したいなら、身幅62cm・着丈67.5cmのL。

逆に、身体に沿う細身のロンTや、裾まできれいに処理された端正なケーブルニットを求めている方には、このルーズな身幅とカットオフ仕様は方向が違うと思います。

素材はコットン100%。

元説明では洗濯機で洗える旨も記載されています。

ニットのような表情は欲しい。

でも、ニットを着る時のように服装を整えすぎたくない。

そんな日に、普段のパンツへそのまま合わせられるところが、この商品の一番面白い部分だと思います。

商品ページでは、まずケーブル柄のアップと全体写真を見比べてみてください。遠くではBLACKのトップスとして落ち着いて見えますが、近くではジャガードの立体感とカットオフのラフな処理が確認できます。

そのうえで、170cm・60kgでMとLを着た時の着丈を見比べてみてください。身幅は61cmと62cmで大きな差はありませんが、着丈は65cmから67.5cmへ変わるため、サイズ選びでは横幅より全身で見た丈のバランスがポイントになります。

最後に、ベージュ系のパンツとブルーデニム、それぞれへ合わせた着用写真も確認してみてください。ケーブル柄を少し落ち着いて見せるのか、もっとカジュアルに着るのかまで考えると、自分ならMとLのどちらを選ぶか判断しやすくなると思います。

オンラインショップで商品を見る

ちょっとしたひとりごと

11月の営業日と定休日のお知らせです。

今月は少し変則的なお休みがあります。

まず、11月3日(火)は祝日となるため営業します。

その代わり、翌4日(水)を振替でお休みさせていただきます。

そして、ちょっとややこしいのが第3土日。

11月は第3日曜日と第3土曜日が別の週になっています。

・11月15日(日)
・11月21日(土)

この2日がお休みです。

今までもこういう暦はあったんですが、その時はどちらかの週に合わせて休んでいました。

ただ、今回は少し事情があって、それぞれの日をそのままお休みにしています。

自分で書いていても、

「今月ちょっと分かりづらいな……」

と思っています(笑)。

全部覚えていただくのは難しいと思うので、土日にご来店予定の方は、公式サイトやInstagramで営業日を確認していただくのが一番確実です。

そして11月6日からは、毎回恒例になってきたYASHIKIの店頭展示会も開催予定です。

来春夏の商品を実際に見て、触って、着られる機会なので、こちらもぜひ楽しみにしていてください。

11月も少し変則的な営業となりますが、よろしくお願いいたします。

では本日もお待ちしております。

DISCOVERY 水尻

—————————————–
DISCOVERY
〒918-8104 福井県福井市板垣5-1013
TEL:0776-35-8331 FAX:0776-35-8332
URL:https://www.discovery-jp.com
Mail:mailto@discovery-jp.com
Instagram:discovery2008
Youtube:DISCOVERYチャンネル
FB:https://www.facebook.com/discovery0720
—————————————–




関連記事

  1. CURLY(カーリー)のAZTEC CN VEST(カットソ…

  2. 【春夏ニット メンズ】軽いのに雰囲気が出る。“Tシャツ以上ス…

  3. MANUAL ALPHABET/マニュアルアルファベット C…

  4. MANUAL ALPHABET/マニュアルアルファベット S…

  5. カウボーイ気分で夏を楽しむCAL O LINEのグラフィック…

  6. 【大人が似合うポロシャツ】サンディニスタのGIZAコットンが…