福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
秋冬になると、無地のスウェットやニットはやっぱり便利です。
黒、ネイビー、グレー。
合わせやすい色を選んでおけば失敗しにくい。
ただ、その安心感だけで選んでいると、パンツを替えてもアウターを替えても、何となく毎年同じような服装に見えることがあります。
では配色物を選ぼうと思うと、今度は「合わせるパンツが難しそう」「一枚で目立ちすぎないかな」と考えてしまう。
今回ご紹介するCURLYの「TRICOLOR VINTAGE P/O」は、そんな時に面白い一着です。
SNOWをベースに、ベージュ系とネイビー系を切り替えた3色構成。
ノルディックセーターやラガーシャツの要素を抽象化していますが、柄そのものを入れているわけではありません。
だから見た目には変化があるのに、合わせ方は意外とシンプルです。
自分がこの商品で特にいいと思ったのは、「配色を着る」という少し難しそうなことを、普段の無地パンツで成立させやすくしているところ。
無地では少し物足りない。
でも、柄物までは必要ない。
そんな方に見てほしいプルオーバーです。

CURLY/カーリー
NO.253-331211
TRICOLOR VINTAGE P/O/トリカラービンテージプルオーバー
27,500円(税込)
目次
CURLY/TRICOLOR VINTAGE P/O
3色使っていても派手に見えにくいのは、色を「柄」ではなく大きな面で見せているからです。
最初に全体を見ると、WHITE系、ベージュ系、NAVY系の3色がはっきり分かれます。
でも、細かな柄を全面へ入れたトップスとは印象が違います。
色を大きな面で切り替えているため、一つ一つの色が落ち着いて見えるんです。
上部は明るく。
中央に柔らかな中間色。
下部を濃いNAVY系で締める。
配色そのものには存在感がありますが、下へ向かって色が濃くなることで全体の重心も安定しています。
「3色使い」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれません。
でも実際には、パンツをBLACK、NAVY、GRAYあたりへ寄せれば十分まとまる。
配色を楽しみながら、普段着として使いやすい理由がこの色の組み方にあります。

近くで見ると、生地の表情まで3色で違って見えるところが面白い。
素材はポリエステル100%のダブルフェイスジャージーです。
さらに生地表面と裏面、それぞれの表情を使い分けています。
画像を近くで見ると、単純に違う色の生地を横へ並べただけではないことが分かります。
起毛感のあるモール糸による柔らかな表情もあり、色の境目だけでなく素材感にも奥行きがあります。
ここは、商品写真を遠くから見ただけでは分かりにくい部分です。
プリントなら平面的に見えやすいところを、生地そのものの表情で変化させている。
だから配色はしっかりあるのに、スポーティーなカラーブロックだけには見えません。
ノルディックセーターの温かみと、ラガーシャツの大胆な切り替え。
その両方を直接再現せず、今の普段着として整理したところにCURLYらしさを感じます。

首元をシンプルにすることで、配色があっても子供っぽく見えにくくなっています。
首元はベーシックなクルーネックです。
配色トップスの場合、襟元までデザインを足すと一気に情報量が増えます。
この商品は、そこをかなりシンプルにしています。
首元はSNOW系の明るい色でまとめ、リブも同系色。
顔まわりに強い色を持ってこないことで、3色使いでも着た時の印象が落ち着きます。
ここは小さな違いですが、実際の服選びでは大切です。
配色物に慣れていない方なら、まず顔まわりがシンプルなものを選ぶ。
それだけでも取り入れやすさはかなり変わります。
シャツの襟を出したり、アクセサリーをたくさん足したりしなくても、この一枚だけで十分に見せ場を作れるトップスです。

見た目はすっきり。でもポケットは付いている。このくらいの実用性が普段着にはちょうどいい。
ウエスト部分にはシームポケットが付いています。
写真を見ると、切り替えや縫い目の中へ自然に収められていて、正面から大きなポケットが目立つデザインではありません。
この商品は配色そのものに十分な特徴があります。
そこへカンガルーポケットのような大きなディテールまで加えると、かなりカジュアルな印象になったはずです。
ポケットは欲しい。
でも、デザインとして前へ出す必要はない。
そう考えると、このシームポケットはかなり理にかなっています。
スマートフォンなどを必ず入れるための大容量ポケットというより、普段着として「あれば便利」という実用性を、見た目を崩さず加えた仕様として考えると分かりやすいと思います。

後ろまで3色をつなげることで、正面だけがデザインされた服には見えません。
背面も、前身頃と同じく大きな色の切り替えが続きます。
正面だけにプリントや配色を入れた服は、後ろへ回ると急に普通に見えることがあります。
TRICOLOR VINTAGE P/Oは、前後を通して一着の配色として見せています。
ただし、背中にロゴやグラフィックを追加しているわけではありません。
あくまで生地の切り替えだけ。
そのため、後ろ姿にも特徴はあるのに、主張が増えすぎません。
アウターを脱いだ時にも、前からだけではなく横や後ろから配色が見える。
一枚で着る季節ほど、この360度の見え方が効いてきます。

170cm・60kgでサイズ1。すっきり着るなら、このコンパクトさが基準になります。
サイズ1は、肩幅56cm、身幅54cm、着丈65.5cm、袖丈49cm。
170cm・60kgの着用では、3サイズの中で最もすっきりした見え方です。
肩幅56cmなので、昔の細身スウェットのような窮屈さを狙ったサイズではありません。
それでも着丈65.5cm、身幅54cmなので、トップス全体は比較的コンパクトに収まります。
配色物は、それ自体に視線が集まります。
だからシルエットまで大きくしたくない方なら、サイズ1は分かりやすい選択肢です。
細めから標準的なパンツが多い方。
インナーとしてアウターの中へ収めたい方。
色の切り替えを見せながら、全体はすっきり着たい方。
そういう着方なら、まずサイズ1の見え方を基準にするといいと思います。

サイズ2は身幅57.5cm・着丈68cm。170cm・60kgなら、今のパンツへ合わせやすい中間です。
サイズ2は、肩幅60.5cm、身幅57.5cm、着丈68cm、袖丈51cm。
サイズ1より肩幅は4.5cm、身幅は3.5cm広くなります。
この差は、着た時にも比較的分かりやすいところです。
上半身に少し余白が増えることで、配色トップスをぴったり着るのではなく、今らしいリラックス感で見せやすくなります。
それでも着丈は68cm。
極端に長いわけではありません。
170cm・60kgで、ワイドパンツも含めて普段使いする前提なら、自分はまずサイズ2を基準に見ます。
トップスにも適度な余白があり、パンツ側にボリュームがあっても負けにくい。
サイズ1ほどコンパクトではなく、サイズ3ほど大きく見せない。
一枚着としての使いやすさを考えるなら、この中間が一番分かりやすいと思います。

サイズ3は着丈73cm。ゆとりだけでなく、トップスそのものの存在感まで変わります。
サイズ3は、肩幅63cm、身幅61cm、着丈73cm、袖丈53cm。
サイズ2と比べると、身幅は3.5cm、着丈は5cm大きくなります。
ここまで上げると、「少しラクになる」という程度の違いではありません。
トップス全体をルーズに見せるサイズです。
170cm・60kgでは、着丈もしっかり長くなり、パンツとの重なり方も変わります。
ワイドパンツを中心に着る方。
トップスにもボリュームを出して、上下をゆったりつなげたい方。
一枚で存在感を出したい方。
そういう着方ならサイズ3にも選ぶ理由があります。
逆に、この商品の配色だけを主役にしてシルエットはすっきり見せたい方なら、サイズ1や2の方が取り入れやすいと思います。

NAVY系のパンツへつなげれば、3色トップスでも配色を難しく考える必要はありません。
配色トップスを初めて着るなら、一番簡単なのは「トップスに入っている色をパンツへ持ってくる」ことです。
画像では、下部のNAVY系とパンツの色をつなげています。
これだけで上下にまとまりができます。
トップスにはSNOW、ベージュ系、NAVY系と3色あります。
でも、パンツで新しい色を増やしていないため、全身ではそれほど複雑に見えません。
色合わせに自信がない時ほど、全部の色に合わせようとしなくていいんです。
トップスのどれか一色を拾う。
まずはそれだけ。
靴もBLACKなど落ち着いた色へ寄せれば、さらに簡単です。
配色物を「難しい服」にしないための、かなり再現しやすい合わせ方だと思います。

サイズ3のボリュームには、グレーのワイドパンツ。色を抑えれば全身をゆったりさせてもまとまります。
サイズ3では、グレー系のワイドパンツを合わせています。
トップスは身幅61cm、着丈73cm。
パンツにもボリュームがあるので、上下ともかなりリラックスしたバランスです。
それでも全身がうるさく見えにくいのは、パンツ側の色を抑えているからです。
トップスにはすでに3色あります。
そこでパンツまで強い色を足すのではなく、GRAYやBLACKのような中立的な色で受け止める。
こうすると、サイズを大きくしても配色とシルエットの両方が競い合いません。
サイズ1や2ならトップスを少しコンパクトに見せる。
サイズ3なら、ワイドパンツと合わせてシルエットそのものを楽しむ。
同じ商品でも、サイズを変えることで着こなしの方向まで変えられます。

まとめ|無地では物足りない。でも、柄物を着るほど構えたくない方へ。
CURLYの「TRICOLOR VINTAGE P/O」は、3色を大胆に使ったトップスです。
でも、自分がこの商品で評価しているのは、派手だからではありません。
ノルディックセーターやラガーシャツの雰囲気をそのまま再現せず、大きな色面へ抽象化している。
ダブルフェイスジャージーの表裏や起毛感を使い、生地そのものにも表情を作っている。
そして、首元やポケットは必要以上に目立たせず、配色以外の情報量を抑えています。
だから一枚で見れば特徴があるのに、着こなしはそれほど難しくありません。
BLACK、NAVY、GRAYなど、普段穿いている無地パンツへ合わせれば十分です。
170cm・60kgでは、すっきり見せるならサイズ1。
今のワイドパンツにも合わせやすい中間として考えるならサイズ2。
着丈73cmまで伸ばし、トップスにもはっきりボリュームを出したいならサイズ3。
逆に、完全な無地トップスや、できるだけ色数を抑えた服だけを求めている方には、この3色切り替えは少し主張が強く感じると思います。
また、秋冬らしい起毛感を持つ素材なので、薄手の通年カットソーを探している方とも方向が違います。
毎日の服装を大きく変える必要はありません。
いつもの黒いパンツ。
いつものネイビーのパンツ。
そこへトップスだけ少し変化を加える。
「配色物を着る」と考えるより、そのくらいの感覚で取り入れてほしい一着です。

商品ページでは、まず170cm・60kgでサイズ1・2・3を着た時の全身バランスを見比べてみてください。身幅は54cm・57.5cm・61cm、着丈は65.5cm・68cm・73cmと変わるため、サイズアップによって横幅だけでなく丈の見え方もかなり変わります。
そのうえで、配色部分の生地アップも確認してみてください。全身では大きな3色切り替えとして見えますが、近くではダブルフェイスジャージーや起毛感による表情の違いまで確認できます。
普段よく穿くBLACK、NAVY、GRAY系のパンツを思い浮かべながら着用写真を見ると、「配色トップスだから何を合わせるか」ではなく、自分のいつもの服装へどのサイズで取り入れるかを考えやすくなると思います。
ちょっとしたひとりごと
昨日は16時半で早仕舞いだったんですが、知らずに来店された方……いなかったですよね?
もし「行ったら閉まってた」という方がいらっしゃいましたら、すいませんでした。
毎月の営業日については、公式サイトの「お知らせ」と、Instagramのトップ投稿でご案内しています。
通常と違う営業時間やお休みがある月もありますので、ご来店前に一度だけ確認していただけると助かります。
自分でも毎月カレンダーを見ながら、
「今月の第三土日ってここだよな」
と確認しているくらいなので(笑)。
ちなみに今週末の土日は、第三土日でお休みです。
ここ最近、朝晩はかなり涼しくなってきて、
「そろそろ秋冬物を見ようかな」
という方も増えてきました。
ちょうど店頭もかなり揃ってきています。
軽い羽織りから、ニット、アウターまで選べる時期なので、見るだけでも一番楽しい頃かもしれません。
週末に行こうと思っていた方は、できれば今日か明日にどうぞ。
その分、週末は自分ものんびり休ませてもらいます(笑)。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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