福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
財布やバッグは気に入ったものを選ぶのに、鍵は買った時についてきたリングのまま。
意外と、そんな方も多いのではないでしょうか。
毎日使うものなのに、服や財布ほどは意識しない。
でも、パンツやバッグから少し見えた時に、こういう小物が変わると全体の印象も少し変わります。
今回ご紹介するILL ONE EIGHTYの「LEATHER KEY HOLDER (CROSS)」は、QUESTARSと製作した日本製のレザーキーホルダーです。
スカンジナビアクロスを思わせる形ですが、角を丸く仕上げることでハードになりすぎない。
さらに、イタリアンタンニンレザーを使っているので、毎日触ることそのものが革の表情を変えていきます。
アクセサリーほど構えず、毎日持つものから少し服装を楽しむ。
こういう小物も、DISCOVERYでは面白いと思って仕入れています。

ILL ONE EIGHTY/イルワンエイティ
NO.ILL262-47
LEATHER KEY HOLDER (CROSS)/レザーキーホルダークロス
8,910円(税込)
目次
ILL ONE EIGHTY/LEATHER KEY HOLDER (CROSS)
クロス形でもハードに見えすぎない。丸みのある輪郭がこのキーホルダーのポイントです。
最初に目に入るのは、やはり特徴的なクロス形です。
ただ、直線と鋭い角を使ったクロスではありません。
スカンジナビアクロスを思わせる形をベースにしながら、角を丸く仕上げています。
この違いは小さく見えますが、革小物として持った時の印象にはかなり影響します。
クロスモチーフには存在感がある。
でも、無骨すぎたり、アクセサリー色が強くなりすぎたりしない。
BLACKの革で作っても、柔らかな輪郭が残っています。
バッグやパンツから少し覗かせた時にも形が分かりやすく、一般的な四角いレザーキーホルダーとは違う。
毎日使う小物だからこそ、この「ちゃんと特徴はあるけれど、やりすぎていない」くらいが使いやすいと思います。

裏側の「180」は、海外モーテルのルームキーを思わせる小さな遊びです。
ILL ONE EIGHTYらしいのが、数字の入れ方です。
片面には「180」のナンバー。
海外のモーテルで使われているルームキーをイメージしたディテールです。
単純にブランドロゴを大きく入れるのとは、少し違います。
意味を知らずに見れば、古いルームキーのような数字。
ブランドを知っていれば、ILL ONE EIGHTYの「180」とつながる。
こういう、一度見ただけでは全部を説明しきらないデザインは、小物だからこそ面白いと思います。
毎日使うものなので、最初から分かりやすく主張するより、使っているうちに愛着が出るくらいの方が長く付き合いやすい。
表と裏で見え方が変わるので、鍵を手に取るたびに向きまで気にする必要もありません。

リング部分まで含めて存在感があるので、鍵をまとめても小さく埋もれません。
上部には複数のリングと金具が組み合わされています。
実際に鍵を付けて使うことを考えると、レザー部分のデザインだけではなく、この金具まわりも大切です。
写真を見ると、BLACKの革にゴールドカラーの金具が組み合わされ、かなり分かりやすいアクセントになっています。
バッグの中へ入れてしまえば小物です。
でも、パンツやバッグに付けて外へ見せるなら、この金具まで含めて一つのデザインになります。
特にBLACKは、革と金具の色の差がはっきりするので、少し離れて見ても存在感があります。
逆に「できるだけ目立たないキーリングが欲しい」という方には、このクロス形と金具の組み合わせは少し主張が強く感じるかもしれません。
機能だけではなく、持ち物の一部として見せたい方に向いたキーホルダーです。

約13×4cm。ポケットに隠すより、少し見せて使いたくなる大きさです。
サイズは縦13cm、横4cmです。
写真で単体を見ると大きさを想像しにくいですが、手に持った状態を見るとイメージしやすくなります。
極端に大きなキーホルダーではありません。
一方で、鍵だけの小さなリングに比べれば、クロス形がきちんと分かるだけの長さがあります。
だから、自分なら完全にポケットの奥へ隠すというより、バッグやパンツから少し見える使い方をしたくなります。
シンプルな服装の日ほど、こういう小物は効きます。
白Tシャツに黒いパンツ。
それだけの服装でも、腰まわりや手元にレザーと金具が少し見えるだけで、何も付けていない時とは印象が変わります。
ただし、鍵と一緒にどのポケットへ入れるか、普段使っているバッグへどのように収めるかは人によって違います。
購入前には13×4cmという寸法を、今使っているキーホルダーとも比べてみてください。

BLACKは最初から締まった印象。服装へ自然に入れたいなら選びやすいカラーです。
カラーはBLACKとNATURALの2色。
BLACKは、革小物として最初から落ち着いた印象です。
黒いパンツやバッグをよく使う方なら、かなり自然につながります。
クロス形そのものには特徴がありますが、ベースの色をBLACKにすることで、デザインが必要以上に浮いて見えません。
金具や文字のゴールドカラーもBLACKの上では分かりやすく、全体が引き締まって見えます。
「形には少し遊びが欲しい。でも、色まで強くしたくない」
そんな方なら、BLACKが選びやすいと思います。
日常の服装へなじませながら、近くで見れば普通のキーホルダーとは違う。
この商品の特徴を、一番ストレートに楽しめるカラーです。

NATURALは、今の色だけではなく「これからどう変わるか」まで楽しむカラーです。
もう一色がNATURAL。
BLACKとは、かなり印象が違います。
明るい革色なので、クロスの輪郭やステッチがより分かりやすく見えます。
そして、この商品にはイタリアンタンニンレザーが使われています。
タンニン鞣しの革小物を毎日手で触って使う面白さは、使い始めた状態が完成ではないことです。
鍵を持つたびに手で触れる。
バッグやポケットへ入れる。
そうして使っていくうちに、少しずつ風合いが変わっていきます。
特にNATURALは、そうした変化そのものを楽しみたい方に選びやすい色だと思います。
新品の状態をできるだけ変えずに使いたい方より、傷や色の変化も含めて自分の小物にしていきたい方へ。
同じ商品でも、BLACKとNATURALでは選ぶ理由が少し違います。

NATURALはステッチや文字まで見えやすく、革小物らしい作りを楽しめます。
NATURALを近くで見ると、革の輪郭に沿ったステッチやゴールドカラーの文字がBLACK以上に分かりやすく見えます。
大きな商品ではありません。
だからこそ、こうした細かな部分が全体の印象を作ります。
クロスの形だけで終わらせず、その輪郭に沿って丁寧にまとめていることで、革小物らしい存在感があります。
そして使い込めば、革だけが変化していく。
金具や文字との色の差も、新品の時とは少しずつ違って見えてくるはずです。
キーホルダーは毎日使うものです。
財布ほど大きくなくても、触れる回数はかなり多い。
だからイタリアンタンニンレザーの経年変化を楽しむには、相性のいいアイテムだと思います。
革製品を育ててみたいけれど、いきなりバッグや財布では少し構えてしまう。
そんな方が、まず小さな革小物から始めるのも面白いと思います。

まとめ|毎日使う鍵だからこそ、「ただの道具」で終わらせない選択です。
ILL ONE EIGHTYの「LEATHER KEY HOLDER (CROSS)」は、鍵をまとめるためだけなら、もっとシンプルなキーホルダーでも役割は果たせます。
それでも自分がこういう商品を面白いと思うのは、毎日何気なく使っているものに、少しだけ気分が上がる要素を足せるからです。
丸みを持たせたクロス形。
モーテルのルームキーを思わせる「180」のナンバー。
日本製の丁寧な作り。
そして、使うほど風合いが変わっていくイタリアンタンニンレザー。
洋服のように毎日コーディネートを考える必要はありません。
鍵を付ければ、あとはいつも通り使うだけ。
それでもバッグから取り出した時や、パンツから少し見えた時には普通のキーリングとは違う存在感があります。
BLACKなら、服装へなじませながら少しアクセントを。
NATURALなら、革そのものの変化まで楽しむ。
逆に、できるだけ小さく目立たないキーリングを探している方には、13×4cmのクロス形は少し存在感があると思います。
毎日使うものだから、あまり気負わず選ぶ。
でも、せっかくなら使うたびに少し好きになれるものを。
そんな革小物です。

商品ページでは、BLACKとNATURALを並べた時の印象だけでなく、手に持った時の13×4cmという大きさも見比べてみてください。普段どこへ鍵を付けるのか、経年変化を楽しみたいのか、それとも服装へ自然になじませたいのかまで考えると、自分に合うカラーを選びやすいと思います。
ちょっとしたひとりごと
シルバーウィーク、皆さまどうお過ごしでしょうか。
連休前にメーカーから発送された荷物もひと通り届いて、入荷ラッシュはいったん落ち着きました。
とはいえ、今回は想像以上の量でして(笑)。
撮影して、採寸して、文章を作って、オンラインショップにアップして……を繰り返していますが、全部載せ終わるのは来週くらいまでかかりそうです。
今シーズンを見返してみると、例年より少し冬寄りのアイテムを多めにセレクトしています。
実はここ数年、冬物は少し控えめにしていました。
暖冬になって、年末になってもそこまで厚手のアウターが必要じゃない年も増えましたし。
それなのに、ちょうど本格的に寒くなる年明けからセール。
自分でも、
「これ何のために仕入れてるんだろう?」
と思うことがありました(笑)。
せっかく良いと思って仕入れた冬物なのに、やっと着る時期が来たと思ったら値下げして売る。
なんとなく違うな、と。
それで今年からセールを完全にやめました。
この変更、自分の中ではかなり大きかったです。
値下げの時期を気にせず、
「これは真冬に着てほしい」
と思ったものを、ちゃんと仕入れられるようになりました。
やっぱり冬のアウターが一番活躍するのって、1月や2月だったりしますからね。
その時期に一番良い状態で提案できる方が、自分としてもしっくりきます。
今は、売り切るために仕入れるというより、
「これは良いから、お店に置いておきたい」
と思えるものを大事に提案していきたい気分です。
ということで、今年の冬はアウター類もいつもより選択肢が多くなりそうです。
まだ暑いので今すぐ着るイメージは湧かないと思いますが(笑)、冬物を探している方は少し楽しみにしていてください。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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