フォトスウェットは派手すぎる?|ILL ONE EIGHTY ILL180°IS ALIVE SWEAT SHIRTのルーズフィットと着こなし
福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
スウェットは、秋冬の普段着としてかなり便利です。
デニムにもワイドパンツにも合わせやすく、一枚でも着られる。
その反面、無地ばかり選んでいると、着こなしが毎回似たように見えてくることがあります。
ではプリントスウェットにしようと思っても、今度はロゴが大きすぎたり、グラフィックの主張が強すぎたりして、「自分には少し若いかな」と感じることもある。
このあたりが、意外と難しいところです。
今回ご紹介するILL ONE EIGHTYの「ILL180°IS ALIVE SWEAT SHIRT (LOOSE FIT)」は、かなり大きなフォトプリントを使っています。
それでも自分が仕入れたいと思ったのは、プリントだけを目立たせる服ではないからです。
ニューヨークの街並みと屋上に咲くデイジー。
その写真の存在感に負けないよう、身幅を大きく取りながら、Mサイズでは着丈64.5cmとかなりコンパクトに設定されています。
「大きなプリントを着てみたい。でも、ただ大きいスウェットにはしたくない」
そんな方には、プリントだけでなく、この横幅と着丈のバランスまで見てほしい一枚です。

ILL ONE EIGHTY/イルワンエイティ
NO.ILL262-24
ILL180°IS ALIVE SWEAT SHIRT (LOOSE FIT)/フォトプリントスウェット
16,940円(税込)
目次
ILL ONE EIGHTY/ILL180°IS ALIVE SWEAT SHIRT (LOOSE FIT)
大きなフォトプリントを使うなら、服そのものにも負けないボリュームが必要です。
最初に全体を見ると、やはり目に入るのはフロントの大きな写真です。
マンハッタンからロングアイランド方面を眺めた街並みに、屋上の鉢植えから咲くデイジーを重ねています。
かなり面積のあるプリントですが、このスウェットの場合はプリントだけが浮いて見えません。
理由の一つが、身頃そのものにしっかりボリュームを持たせていることです。
Mサイズでも肩幅65cm、身幅66cm。
一般的なスウェットと比べると、かなり横方向に余裕があります。
この幅のあるボディーに大きな写真を載せることで、グラフィックと服のシルエットが釣り合っています。
自分がこの商品でいいと思ったのは、「写真が格好いい」だけではなく、その写真をどう着せるかまで形で考えているところです。

街の写真だけではなく、デイジーが入ることで無骨になりすぎません。
プリントを近くで見ると、街並みだけで構成された写真ではないことが分かります。
ビルが並ぶ都市の風景に、屋上の鉢植えから咲くデイジー。
都会的で少し無機質な景色の中へ、花という全く違う要素が入っています。
ここが、このフォトプリントの面白いところだと思います。
大きな都市写真だけなら、もっとハードなストリート感が出たかもしれません。
逆に花だけなら、かなり印象が変わります。
この二つが同居しているので、グラフィックには存在感がありながら、一方向へ寄りすぎていません。
フォトプリントは着こなしの主役になります。
だからこそ、何が写っているかまで含めて選んでほしい。
単純に「大きなプリントが入ったスウェット」ではないところに、この商品の魅力があります。

横に大きくてもだらしなく見えにくいのは、着丈とリブでしっかり収めているからです。
このスウェットは、肩と身幅をかなり広く取ったルーズフィットです。
Mサイズで肩幅65cm、身幅66cm。
それに対して着丈は64.5cmです。
つまり、単純に全方向へ大きくしたスウェットではありません。
横幅をしっかり出しながら、縦はコンパクトに抑えています。
さらに首元、袖口、裾にはリブを使い、ルーズな身頃を要所で引き締めています。
特に裾。
身頃にこれだけ幅があっても、裾で一度収まりを作ることで、横幅の広さをそのまま下へ落としていません。
ルーズフィットを選ぶ時は、「どれだけ大きいか」だけではなく、「どこを大きくして、どこを抑えているか」を見ることが大切です。
このスウェットは、そのバランスがかなり分かりやすい一枚です。

30/7の裏毛なら、一枚でも着やすく、重たいスウェットにも寄りすぎません。
生地には、程よく厚みのある30/7の裏毛を使用しています。
裏側を見ると、起毛させた冬専用のスウェットではなく、ループ状の裏毛であることが確認できます。
スウェットは厚ければいいというわけではありません。
ヘビーなものは一枚で存在感が出る反面、アウターの中へ着にくかったり、使える時期が限られたりすることがあります。
この商品は、ルーズなシルエットと大きなプリントですでに十分な存在感があります。
だから生地まで過剰に重くしない方が、日常では使いやすい。
秋や春は一枚で。
寒くなればアウターの中へ。
そう考えると、このくらいの生地感とシルエットの組み合わせは理にかなっています。
具体的なお手入れについては、商品に付属する洗濯表示を優先してください。

170cm・60kgでMサイズ。横幅はかなりあるのに、着丈64.5cmだから収まりがいい。
170cm・60kgでMサイズを着用しています。
Mサイズの実寸は、肩幅65cm、身幅66cm、着丈64.5cm、袖丈46cm。
数字だけでも、このモデルの考え方がかなり分かりやすいと思います。
肩幅と身幅はしっかり大きい。
それに対して着丈は64.5cmと短めです。
実際に着ても、上半身には十分なボリュームが出ます。
でも、裾が必要以上に下へ落ちないので、「大きなスウェットを着せられている」ようには見えにくい。
自分ならMサイズを選びます。
ワイドパンツを合わせてもトップスが負けない幅があり、それでいて腰まわりが隠れすぎません。
このスウェットを普通のオーバーサイズと同じ感覚で見るのではなく、「横には大きく、縦は短く」という形として考えると、Mサイズの良さが分かりやすいと思います。

Mサイズなら、太い黒パンツを合わせてもトップスだけが負けません。
MサイズにBLACKのワイドパンツを合わせたスタイリングです。
このスウェットは、プリントだけでなく身頃にもかなりボリュームがあります。
そのため、パンツを細くして上半身だけを目立たせる必要はありません。
むしろ画像のように下半身にもボリュームを持たせると、肩幅65cm・身幅66cmという横方向の広さと自然につながります。
一方で着丈は64.5cm。
ここが長すぎないので、上下ともボリュームがあっても全身が間延びしにくいんです。
色合わせも難しくありません。
SANDのトップスにBLACKのパンツ。
プリント自体に情報量があるので、パンツまで柄物にする必要はない。
初めて大きなフォトスウェットを着るなら、こういう「シルエットは遊ぶ、色は抑える」合わせ方が取り入れやすいと思います。

Lサイズは横幅だけでなく、着丈も4.5cm伸びます。Mとは着こなしの方向が変わります。
170cm・60kgでLサイズも着用しています。
Lサイズの実寸は、肩幅67cm、身幅70cm、着丈69cm、袖丈46.5cm。
Mと比べると、肩幅は2cm、身幅は4cm大きくなります。
そして一番見逃したくないのが、着丈です。
Mの64.5cmに対して、Lは69cm。
4.5cm長くなります。
つまり、Lは「Mの横幅だけを少し増やしたサイズ」ではありません。
身頃のボリュームを増やしながら、丈もしっかり伸ばすサイズです。
170cm・60kgでLを選ぶなら、Mでは小さいからというより、トップスそのものをもっと大きく見せたい時。
パンツも太めにして、全身をルーズなバランスで組みたい時。
そういう目的で選ぶ方が、このサイズの良さを生かせます。
逆に、このモデル特有の短い着丈を強く楽しみたいなら、自分はMを選びます。

Lサイズにはブラウン系のパンツ。上下にボリュームを持たせるなら、色を近づけるとまとまります。
Lサイズでは、ブラウン系のワイドパンツを合わせています。
Mサイズ+BLACKのスタイリングとは、かなり印象が違います。
Lは身幅70cm、着丈69cm。
トップス自体の存在感が一段強くなるので、パンツにもある程度ボリュームを持たせた方が全身をつなげやすくなります。
そこでSANDとBROWN。
上下の色の温度を近づけることで、シルエットは大きくても色合わせまで強くなりません。
結果として、大きなフォトプリントが自然に主役になります。
同じスウェットでも、
M+BLACKなら、短い着丈を生かして少し引き締める。
L+BROWNなら、丈と身幅を増やして全身をゆったり見せる。
単なるサイズ違いではなく、着こなしそのものを変えられるのが面白いところです。

後ろは無地だから、大きなフロントプリントでも全身は意外と落ち着いて見えます。
正面にはかなり大きな写真があります。
一方、後ろ姿はとてもシンプルです。
ここも、自分はこのスウェットが着やすい理由の一つだと思います。
前にも後ろにも大きなグラフィックが入っていると、一枚では格好よくても、かなり主張の強い服になります。
この商品は、前から見た時にはフォトプリントをしっかり楽しめる。
でも後ろへ回れば、SANDのルーズなスウェットとして落ち着いて見える。
360度すべてをデザインで埋めていません。
特にLサイズは着丈69cmまで伸びるので、後ろから見た時にもMよりスウェット自体の面積が大きくなります。
その分、背面を無地にしていることが全体のバランスを取る役割にもなっています。
プリント物が苦手な方ほど、「どこまでデザインが続いているか」は確認しておくといいと思います。

まとめ|MとLは単なるサイズ違いではなく、スウェットの見せ方そのものが変わります。
ILL ONE EIGHTYの「ILL180°IS ALIVE SWEAT SHIRT (LOOSE FIT)」は、大きなフォトプリントが目を引くスウェットです。
ただ、自分がこの商品で一番評価しているのは、プリントだけではありません。
ニューヨークの街並みとデイジーを使った写真。
横幅をしっかり取ったルーズフィット。
そして、サイズによって変わる横幅と着丈のバランス。
Mは肩幅65cm・身幅66cmに対して、着丈64.5cm。
横方向のボリュームをしっかり楽しみながら、丈はコンパクトです。
Lは肩幅67cm・身幅70cm、着丈69cm。
横幅だけでなく丈も4.5cm伸びるため、より大きなシルエットとして着るサイズです。
170cm・60kgの自分ならM。
このスウェット特有の「幅はあるのに丈は短い」というバランスを一番使いやすく感じます。
もっと全身をルーズにまとめたい方や、太いパンツとトップスのボリュームをそろえたい方ならL。
逆に、身体に沿う細身のスウェットや、胸元に小さなロゴだけが入った控えめなデザインを求める方には、この大きな写真とルーズフィットは方向が違うと思います。
フォトプリントを着ることを難しく考えず、まずパンツの色数を抑える。
そのうえで、自分が欲しいのは「横に広く、丈は短いM」なのか、「横にも縦にもさらに余白を出すL」なのか。
そこを基準に選んでみてください。

商品ページでは、170cm・60kgでMとLを着た時の横幅だけでなく、64.5cmと69cmという着丈の違いにも注目して見比べてみてください。Mは短い着丈を生かしたバランス、Lは身幅70cmと長くなった着丈でよりルーズな印象になります。普段穿いているパンツの太さまで思い浮かべると、自分にはどちらが使いやすいか判断しやすいと思います。
ちょっとしたひとりごと
今日からシルバーウィークが始まりました。
メーカーさんも長期休暇に入るところが多いので、その前に一気に商品が発送されてきています。
つまり、お店は現在かなりの入荷ラッシュです(笑)。
届いた商品を検品して、撮影して、サイズを測って、オンラインショップにアップして。
連日そんな作業をひたすら繰り返しております。
本当は全部その日のうちに掲載したいんですが、さすがに量が多すぎて追いつきません(笑)。
しかも一つアップすると、
「やっぱりこの写真もあった方がいいな」
「この説明も追加したいな」
となるので、結局さらに時間がかかるという。
こういうところは昔から変わりません。
ただ、秋冬物が一気に揃ってくるこの時期は、忙しい反面かなり楽しいんですよね。
店内も日に日に雰囲気が変わっていきますし、
「今年はこんな感じでいこうかな」
と考えながら商品を見る時間も増えてきます。
台風も近づいているようなので、遠出の予定を変更した方もいるかもしれません。
天気が大丈夫そうでしたら、ぜひ新作を見に遊びにいらしてください。
オンラインショップの方も順次アップしておりますので、そちらも気長にチェックしてもらえると助かります。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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