福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
秋冬になると、アウターやニットがどうしても暗い色に偏りがちです。
BLACK、NAVY、GRAY。
合わせやすいので自分もよく使いますが、全身を見た時に「何か少し重たいな」と感じる日があります。
そこで首元に色を足したくなるのですが、今度はマフラー選びが難しい。
厚手すぎると首元だけにボリュームが出るし、派手な柄物だと巻き物の存在感が強くなりすぎることもあります。
今回ご紹介するCURLYの「PANEL COLOR SILK SCARF」は、そういう時にかなり使いやすい一枚です。
素材はシルク100%。
でも、一般的に想像するツルッとしたシルクスカーフではありません。
特殊なシルク糸を起毛させ、それをニットとして編むことで、秋冬らしい柔らかな表情に仕上げています。
さらに、一枚の中で色を切り替えたパネルカラーデザイン。
巻き方を変えるだけで見える色まで変わります。
暖かさを足すだけではなく、いつものニットやコートを少し違って見せる。
自分がこのスカーフを仕入れた理由も、そこにあります。

CURLY/カーリー
NO.53K-991213
PANEL COLOR SILK SCARF/パネルカラーシルクスカーフ
19,800円(税込)
目次
CURLY/PANEL COLOR SILK SCARF
160cm×45cm。大判ストールほど構えず、マフラー感覚で使える大きさです。
まず、このスカーフはサイズ感がちょうどいいと思います。
大きさは160cm×45cm。
肩を大きく覆うようなストールというより、首へ巻くことを中心に考えやすいコンパクトなサイズです。
巻き物は大きければ暖かい反面、生地の量も増えます。
アウター自体にボリュームがある秋冬は、そこへさらに厚手のマフラーを巻くと、上半身だけが重く見えることがあります。
このスカーフなら、首元にきちんと収まりながら、垂らした部分で色を見せる余裕もある。
そして薄手で軽量です。
巻き物に慣れていない方でも、「どう処理すればいいか分からないほど布が余る」ということが起きにくいサイズだと思います。

一色のマフラーではできない、「巻く位置で色を変える」という楽しみがあります。
この商品の面白さが一番分かりやすいのが、パネルカラーです。
一枚の中を複数の色で切り替えています。
一般的なボーダーのように細かな柄を繰り返すのではなく、大きな「色の面」として配置しているのがポイントです。
つまり、広げた状態と巻いた状態で印象が変わります。
どの部分を首元へ持ってくるか。
左右をどれくらい垂らすか。
結び目をどこへ作るか。
それだけで表へ出てくる色の割合が変わります。
自分がいいと思うのは、着こなしに色を足せるのに、「柄物を合わせた」という感じになりすぎないところです。
普段無地の洋服が多い方ほど、このくらいの色使いは取り入れやすいと思います。

シルクなのに光沢で見せない。起毛したニットの表情が秋冬の服になじみます。
素材はシルク100%ですが、一般的なシルクスカーフとは見え方も触り方もかなり違います。
特殊なシルク糸を糸の段階で起毛させ、それをニットとして編み上げています。
そのため、表面にはふんわりとした柔らかな表情があります。
タッチはカシミヤライクで滑らか。
薄手で軽いのに透けにくく、秋冬の巻き物として暖かさも考えられています。
首へ直接触れるアイテムなので、ここは大切です。
いくら色が気に入っていても、肌への刺激が気になれば結局使わなくなってしまいます。
今回の商品説明では、肌当たりがやさしく、チクチク感がないことも特徴として挙げられています。
さらに、ニットの柔らかな表面によって、ウールのニットやコートにも自然になじみます。
シルクの上品さはある。
でも、ドレッシーなスカーフに見えすぎない。
普段着へ使いやすい理由は、この素材の作り方にあります。

ELEPHANTなら、まずはNAVYやBLACKの服に普通に巻くだけで十分です。
ELEPHANTは、グレーを中心にした落ち着いた配色です。
画像ではNAVYのニットへ合わせています。
どちらも落ち着いた色ですが、スカーフの中に複数のグレーがあるため、首元だけが単調になりません。
この色なら、巻き方を難しく考えなくても大丈夫です。
首へ一周させて、両端をそのまま垂らす。
まずはそれだけでも十分。
NAVY、BLACK、CHARCOALなど、秋冬によく使う濃色のトップスへ合わせれば、全身の雰囲気を壊さずに首元へ明るさを加えられます。
マフラーをアクセントとして目立たせたいというより、
「いつもの暗い服を少し軽く見せたい」
という方には、ELEPHANTはかなり使いやすいと思います。

同じELEPHANTでも、結び方を変えると色の出方まで変わります。
こちらも同じELEPHANTです。
ただ、先ほどとは首元の見え方がかなり違います。
一周巻いて垂らすだけなら、スカーフの縦のラインが強く出ます。
一方で、前側で少し結ぶようにすると、生地が首元へ集まり、複数のパネルカラーが近い位置に見えてきます。
同じ一枚でも、こちらの方が色の切り替えがアクセントとして分かりやすい。
コートやジャケットの前を閉じる季節なら、首元に見える面積が小さくなるので、こういう巻き方も使いやすいと思います。
逆に、ニット一枚で着る日は少し長めに垂らす。
着ている服によって巻き方まで変えられるので、「この服にはこの巻き方」と固定する必要がありません。
一枚の中に複数の色があるからこそ、巻き方そのものがスタイリングになります。

BEIGEは、秋冬の服へ明るさを加えたい時に選びやすい配色です。
もう一色がBEIGE。
こちらはベージュ、生成り系を中心にしながら、グリーンをアクセントに使っています。
ELEPHANTより明るく、暖かみのある印象です。
BLACKやNAVYのアウターへ巻けば、首元にかなり明るさが出ます。
一方、ベージュやブラウン系の服に合わせれば、同系色の中でグリーンだけを少し効かせることもできます。
自分なら、
普段BLACKやNAVYなど濃色の服が多く、自然になじませたいならELEPHANT。
冬の着こなしへもう少し色や明るさを足したいならBEIGE。
そんな選び方をすると思います。
どちらも多色使いですが、使っている色が大きな面で分かれているため、細かな柄のマフラーとは印象が違います。
洋服がシンプルだからこそ、巻き物で少し色を使ってみたい。
BEIGEは、そんな方にもおすすめしやすいカラーです。

BEIGEも最初は難しく考えず、一周して垂らすくらいから始めれば大丈夫です。
色が複数入ったスカーフを見ると、「巻き方まで考えないといけないのでは」と感じるかもしれません。
でも、実際にはその逆だと思います。
画像のように首へ巻いて前へ垂らすだけでも、ベージュや生成りの面が自然に見えてきます。
トップスがNAVYやBLACKのような濃色なら、スカーフとのコントラストも分かりやすくなります。
大切なのは、色を全部見せようとしないこと。
パネルカラーだからといって、すべての色を均等に見せる必要はありません。
今日はベージュを多めに。
別の日にはグリーンが見える位置を変えてみる。
そのくらい気軽に使った方が、このスカーフには合っています。
ストール初心者の方ほど、最初から複雑な巻き方を覚えるのではなく、いつもの洋服へ一周巻くだけから始めてみてください。

結び目を作ると、BEIGEのグリーンが効いて「小物を使った着こなし」になります。
同じBEIGEでも、巻き方を変えると印象がかなり変わります。
画像では首元にボリュームを作りながら、前へ長く垂らしています。
生成りの面が大きく見える中に、ベージュとグリーンが入る。
単色のマフラーでは作れない見え方です。
それでも、トップスそのものはシンプルで構いません。
むしろ洋服側に色や柄を増やしすぎない方が、スカーフのパネルカラーがきれいに見えます。
無地のニット。
無地のコート。
無地のジャケット。
いつも着ている服に、このスカーフを一枚足す。
それだけで、着こなし全体にもう一つポイントを作れます。
洋服を何枚も買い足すのではなく、小物でいつもの服を違って見せたい時にも、こういう巻き物は便利です。
シルク100%で素材にも特別感があるので、冬のギフトを探している方にも選択肢になります。
DISCOVERYではラッピングにも対応しています。

まとめ|防寒だけではなく、冬の服をもう一度楽しむためのスカーフです。
CURLYの「PANEL COLOR SILK SCARF」は、単純に首元を暖かくするためだけの巻き物ではありません。
自分がこの商品で特にいいと思うのは、秋冬にすでに持っている洋服を、少し違って見せてくれることです。
特殊な起毛シルク糸をニットで編んだ、柔らかく軽い素材。
160cm×45cmという扱いやすいサイズ。
そして、巻き方によって見える色が変わるパネルカラーデザイン。
ELEPHANTなら落ち着いた色の中に自然な変化を。
BEIGEなら冬のダークトーンへもう少し明るさを。
同じNAVYのニットやBLACKのコートでも、首元へ一枚加えるだけで印象は変わります。
逆に、厚手でボリュームのあるマフラーをしっかり巻きたい方や、単色でできるだけ目立たないものを探している方には、少し方向が違うと思います。
また、シルク100%のニット製品ですので、具体的なお手入れについては付属の取り扱い表示を確認してください。
無理に凝った巻き方をしなくても大丈夫です。
まずは一周巻いてみる。
そこから少し結び方を変えてみる。
それだけでも、一枚のスカーフから何通りもの見え方を楽しめます。

商品ページでは、ELEPHANTとBEIGEを広げた時の配色だけでなく、実際に巻いた時にどの色が首元へ出てくるかも見比べてみてください。普段よく着るアウターやニットの色を思い浮かべながら見ると、どちらのカラーが手持ちの服を生かしてくれるか選びやすいと思います。
ちょっとしたひとりごと
先日、昔から通ってくれているお客様から、
「県議会議員のところにインターンしている大学生が、アパレルの話を聞きたいから話してくれない?」
と頼まれました。
最初は、
「え?自分に??」
という感じだったんですが(笑)、せっかくだし若い人の話を聞くのも面白そうだなと思って、引き受けることにしました。
メールで日程を調整して、当日はオープン前に1時間ほど時間を作ってお話しすることに。
中村あやな県議会議員と、3人の大学生の方がお越しになりました。
事前にもらっていた質問はこんな感じです。
・なぜお店を始めたのか
・始めるまでに何を勉強したのか
・大変だったことは何か
・なぜ福井だったのか
・良かったこと、難しかったこと
・お金のこと
・始めるまでに何人くらい関わったのか
・お客様を集めるために必要なこと
こうやって並べてみると、なかなか本格的です。
せっかく時間を作って来てくれるのに、適当なことを言うのも失礼だなと思って、前日に必死で回答を考えました。
自分でも久しぶりに、
「そもそも、なんで店を始めたんだっけ?」
みたいなところから振り返ることになって(笑)。
実際には用意していた質問以外にも、その場で気になったことを色々聞いてもらって、自分の経験をもとにできる限り答えました。
話していると、昔のことを結構思い出すんですよね。
「あの頃はこうだったな」とか、
「今だったら絶対やらないな」とか(笑)。
長く店をやっていると、日々の仕事に追われて、始めた頃のことなんてあまり考えなくなります。
なので、逆に自分の方がいい機会をもらった気がします。
ちなみに一番反応が大きかったのは、自分の年齢を答えた時でした(笑)。
若く見えたのか、
思ったより年だったのか。
そこは皆さんの想像にお任せします(笑)。
開店時間になったところで一旦終了して、その後は店内で少し雑談。
話していて思ったのは、
やっぱり若いっていいなぁ、ということ。
まだ何者でもない分、何にでもなれる感じがあるんですよね。
自分もあの頃はそんなこと考えてなかったと思いますけど(笑)。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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