福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
秋口や春先になると、長袖Tシャツが一番使いやすい時期があります。
一枚で着られて、暑ければ袖を少しまくれる。
寒くなればジャケットやブルゾンのインナーにも使える。
便利なのですが、その分どうしても「普通のロンT」に落ち着きやすいアイテムでもあります。
無地なら間違いない。
でも、せっかく一枚で着るなら、もう少し雰囲気が欲しい。
かといって、大きなプリントやロゴが入ったものは少し選びにくい。
今回ご紹介するSANDINISTAの「Error Pigment Dye L-S Tee」は、そんな時にちょうどいい一枚です。
胸元に入っているのは、反転した“CREW”の小さな刺繍。
さらに9.5オンスのヘビー天竺へピグメント加工を施し、新品の段階から少し着込んだような表情を持たせています。
デザインはちゃんとある。
でも、洋服より先にロゴが目に入るような強さではない。
自分がこのロンTでいいと思ったのは、このくらいの距離感です。

SANDINISTA/サンディニスタ
NO.KN-PL-018
Error Pigment Dye L-S Tee/反転CREW刺繍入りピグメント加工長袖Tシャツ
9,900円(税込)
目次
SANDINISTA/Error Pigment Dye L-S Tee
一見シンプル。でも「普通のグレーのロンT」では終わらない一枚です。
全体だけを見ると、とてもシンプルです。
カラーはGRAYのみ。
形も、何かを極端に大きくしたり、複雑な切り替えを入れたりしたものではありません。
その代わり、胸元の小さな刺繍と、ピグメント加工による生地の表情で違いを作っています。
こういうロンTは、実際の普段着では使いやすいと思います。
デザインが強すぎるトップスは、それに合わせてパンツや靴まで考えたくなります。
この一枚なら、普段穿いている黒いパンツやデニム、ワイドパンツをそのまま使える。
それでも無地のロンTを着る時とは、少し雰囲気が変わります。
「何にでも合うから無地を選ぶ」だけではなく、「合わせやすさは欲しいけれど、もう少し服を楽しみたい」という方に向いた一枚です。

反転した“CREW”。このくらいの遊びなら、大人の普段着にも取り入れやすい。
この商品の一番分かりやすい特徴が、胸元の“CREW”刺繍です。
ただし、普通には読めません。
文字そのものを反転させてあり、鏡に映した時に正しい向きで見えるようになっています。
かなり遊びのある発想です。
でも、実際の刺繍は小さい。
だから「面白いデザインでしょう」と強く見せる感じにはなっていません。
ここが自分は好きです。
離れて見れば、胸元に小さなアクセントがあるロンT。
近づいて見ると、「あれ、文字が逆だ」と気づく。
そして意味を知ると、もう一度見たくなる。
大きなグラフィックで分かりやすく主張するのではなく、気づいた人だけが少し面白い。
無地Tでは物足りなくなってきたけれど、派手なロゴ物までは必要ない方には、このくらいが取り入れやすいと思います。

9.5オンスのしっかりした生地だから、一枚で着ても頼りなく見えません。
ボディーには、26番手の双糸で編み立てた9.5オンスのヘビー天竺を使用しています。
一般的な薄手の長袖Tシャツより、しっかり存在感のある生地です。
ロンTは生地が薄すぎると、身体のラインを拾いやすかったり、一枚で着た時に少しインナーっぽく見えたりすることがあります。
この商品は、そういうタイプとは方向が違います。
コットン100%の自然な肌触りを持ちながら、生地そのものにはしっかり厚みがある。
そのため、一枚着として使いやすいです。
秋口ならこれ一枚。
気温が下がれば、上からシャツやブルゾンを羽織る。
さらに寒くなればインナーとして使う。
長袖Tシャツとして使える期間が長いのも、このくらいしっかりした生地を選ぶメリットだと思います。

最初から完成した色ではなく、着ながら変えていくGRAYです。
このGRAYにはピグメント加工を施しています。
ピグメント加工は、顔料を繊維の奥まで染み込ませるのではなく、生地の表面へ色をのせる加工です。
そのため、新品の段階から均一でフラットな色にはなりません。
少しムラがあり、着込んだような風合いがあります。
さらに、着用や洗濯を重ねることで徐々に色が落ちていきます。
ここは購入前に知っておいてほしいところです。
新品のきれいなGRAYを、できるだけ同じ色のまま保ちたい方には向いていません。
また、加工による色合いや風合いには一点ごとにわずかな違いがあります。
逆に、その違いや変化を楽しめる方なら、着るほど自分の一枚になっていきます。
最初からヴィンテージ感がある。
でも、それで完成ではない。
時間とともにさらに表情が変わっていくところまで含めて選ぶロンTです。

170cm・60kgなら、まずMサイズを基準に考えるのが分かりやすいです。
170cm・60kgでMサイズを着用しています。
実寸は、肩幅52cm、身幅56.5cm、着丈71cm、袖丈60cm。
自分が着ると、少し余裕のあるレギュラーサイズという印象です。
身体へぴったり沿うわけではありません。
でも、オーバーサイズを強く見せるほど大きくもない。
自分ならMサイズを選びます。
理由は、この商品の生地とデザインを一番普通に使いやすいバランスだからです。
9.5オンスの生地にはそれなりに存在感があります。
そこへさらにサイズまで大きくすると、ロンTそのもののボリュームも強くなります。
Mなら生地のしっかり感を楽しみながら、細身からワイドまで幅広いパンツへつなげやすい。
「まず一枚普通に使いたい」という方なら、Mのバランスから見ると分かりやすいと思います。

Mサイズなら、色のあるワイドパンツを合わせてもトップスが負けません。
Mサイズを全身で見ると、このロンTが単なるジャストサイズではないことも分かります。
画像では、ボリュームのあるブルー系のパンツと合わせています。
パンツには色も太さもあります。
それでもトップスが小さく見えないのは、Mでも身幅に適度な余白があり、9.5オンスの生地に存在感があるからです。
ここはスタイリングで結構使いやすいところです。
トップスを大きくしないとワイドパンツに合わない、というわけではありません。
Mサイズくらいの自然なゆとりでも、生地にしっかり厚みがあれば全身のバランスを取れます。
GRAYは色としても中間的なので、BLACKやWHITEだけでなく、ブルー、オリーブ、ブラウンなど色のあるパンツにも合わせやすい。
刺繍や加工に特徴があるトップスですが、ボトムまで無難にする必要はありません。
普段ワイドパンツをよく穿く方でも、まずMサイズを試す価値はあると思います。

Lサイズは、丈を大きく伸ばすより「全体の余白」を増やしたい時に。
Lサイズは、肩幅53cm、身幅58cm、着丈71.5cm、袖丈61cm。
Mと比べると、肩幅は1cm、身幅は1.5cm、着丈は0.5cm、袖丈は1cm大きくなります。
数字を見ると、極端なサイズアップではありません。
着丈がほとんど変わらないのもポイントです。
つまり、MからLへ上げた時に一番変わるのは、縦に長くなることより身体との距離感です。
画像では、ゆとりのあるパンツと組み合わせています。
こういうリラックスしたスタイリングなら、Lの少し大きな身幅が自然につながります。
Mが「少し余裕のある普通のロンT」なら、Lは「もう少し力を抜いて着るロンT」。
170cm・60kgの自分ならMを選びますが、普段からトップスをゆったり着る方や、ワイドパンツが多い方にはLも選びやすいと思います。

XLはかなり大きめ。ショーツと合わせると、このサイズを選ぶ意味が分かります。
XLサイズは、肩幅55.5cm、身幅60cm、着丈75cm、袖丈63cm。
Lまでは比較的緩やかなサイズ差ですが、XLでは着丈が75cmまで伸びます。
170cm・60kgで着ると、かなり大きめです。
ですから、自分なら「ラクだからXL」という選び方はしません。
シルエットを意図的に大きく見せたい時のサイズです。
画像ではショーツと合わせています。
こういうスタイリングなら、XLのボリュームが生きてきます。
トップスにはしっかり長さと余白を出し、ボトムは短くする。
上半身と下半身にメリハリが生まれるので、大きなロンTをただ着ているようには見えにくくなります。
反対に、細身のパンツへすっきり合わせたい方にはXLはかなり大きく感じると思います。
M、L、XLは体型だけで決めるのではなく、
Mなら普段使い。
Lならリラックス。
XLならシルエットそのものを楽しむ。
このくらい着方を変えて考えると選びやすいです。

まとめ|普通のロンTの使いやすさは残して、もう少し服を楽しみたい方へ。
SANDINISTAの「Error Pigment Dye L-S Tee」は、デザインだけを見るとかなり控えめです。
反転した“CREW”刺繍も小さい。
カラーもGRAY一色。
でも、自分はそこがこの商品には合っていると思います。
9.5オンスのヘビー天竺で一枚着として存在感を出す。
ピグメント加工で最初から少し着込んだような表情を作る。
そして胸元には、気づいた時に少し面白い反転刺繍を入れる。
一つ一つを強く主張するのではなく、全部を重ねることで「普通のロンTとは何か違う」と感じさせています。
無地の長袖Tシャツでは物足りなくなってきた。
でも、大きなロゴやプリントは選びたくない。
そんな方には、とても取り入れやすい一枚です。
170cm・60kgの自分ならM。
もう少し余白を楽しみたいならL。
ショーツなどと合わせて意図的に大きく着たいならXL。
同じGRAYのロンTでも、サイズを変えることで着こなしの方向まで変えられます。
一方、均一できれいな色を保ちたい方や、経年による色落ちを避けたい方には、ピグメント加工そのものが合わない可能性があります。
新品の状態だけで判断するのではなく、着て、洗って、少しずつ変わっていくところまで楽しんでほしい一枚です。

商品ページでは、170cm・60kgでM・L・XLを着た全身写真を見比べてみてください。特にMからLは着丈差が小さく、XLでは着丈まで大きく変わります。普段合わせるパンツが細身なのかワイドなのか、ショーツまで使うのかを考えながら見ると、自分に合うサイズを選びやすいと思います。
ちょっとしたひとりごと
先日の東京出張日記です。
この日は前日から西日本で大雨予報。
交通機関に影響が出るか少し心配していたんですが、朝の時点では東海道新幹線も通常運転でした。
いつも通り、越前たけふから敦賀へ。
そこから乗り換えて、特急しらさぎで米原へ向かいます。
そして途中で、ちょっと面倒だけど知っていると得する「はぴコイン」のキャンペーンを利用。
「北陸新幹線敦賀駅乗り換えわくわくキャンペーン」というもので、条件を満たすと1,000円分もらえます。
北陸新幹線敦賀駅乗り換えわくわくキャンペーン
https://fukuappli.jp/hapi-coin/tsuruga-transfercp/
前回の出張でも使ったので、これで合計2,000円分ゲット。
正直、登録やら何やらがちょっと分かりづらいです(笑)。
でも今月末までに北陸新幹線を使って敦賀で乗り換える予定がある方は、調べてみる価値はあると思います。
そして米原から東京へ。
この日の夕方には中京地区の大雨で東海道新幹線が止まることになるんですが、この時点ではまだ何事もなく動いていました。
東京に着いて、まずは原宿へ。
展示会の前に腹ごしらえです。
本当は別のお店へ行く予定だったんですが、営業時間が変わっていたので急遽予定変更。
近くの「さつまやとんとん」へ行って、黒豚ロースカツ丼をいただきました。

何度か行っているお店なんですが、場所も少し分かりづらくて、その分落ち着いているところが気に入っています。
お腹も満たされたところで、まずはKELENの展示会へ。
今回は来年の春夏コレクション。

詳しい内容はまだ書けませんが、全体的にパンツが良かったですね。
来季はそのあたりの比重が少し高くなりそうです。
続いてPADRONEへ。

DISCOVERYでは、もう足元の定番と言っていいブランドです。
来季も継続生産されるモデルについては追加オーダーも可能なので、今お店にサイズがないものでも気になる商品があればご相談ください。
締め切りは9月17日。
「これ次も作りますか?」くらいの軽い感じで聞いてもらえれば大丈夫です。
その後はmeltumの事務所へ。
メッセンジャーバッグやSORONA TECHのパンツが好評ですが、来季はウェア類も少し増えそうな雰囲気。
写真を撮り忘れたので何も見せられないんですけどね(笑)。
そのあたりは、入荷するまで楽しみにしておいてください。
そんな感じで、一日中試着して、着替えて、また試着して。
展示会の日は毎回そうですが、終わる頃には本当にクタクタです。
ただ今回はかなり手応えがありました。
「これはお店に合いそうだな」
と思えるものが多かったので、来シーズンも面白いラインナップになりそうです。
そして帰りにSNSを見ていたら、名古屋周辺の大雨や水害のニュースが。
自分は帰りを北陸新幹線にしていたので影響を受けずに帰れましたが、最近こういうニュースを見る機会が本当に増えた気がします。
出張も昔なら「電車の時間だけ見ておけば大丈夫」くらいでしたが、今は天気までしっかり確認しておかないといけませんね。
何はともあれ、無事に帰ってこられてよかったです。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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