福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
デニムジャケットは、長く使えて合わせやすい定番です。
ただ、今のゆったりしたパンツに合わせようとすると、意外とバランスが難しい。
身幅に余裕のあるデニムジャケットを選ぶと、今度は着丈まで長くなって全身が重く見えることがあります。
反対に、昔ながらのコンパクトなGジャンでは肩まわりが窮屈だったり、今のパンツのボリュームと合わなかったりする。
今回ご紹介するKELENの「DOLMAN SLEEVE DENIM」は、その間をかなりうまく取ったデニムジャケットです。
肩から身頃へゆったりつながるドルマンスリーブ。
上半身にはしっかり分量があります。
でも、着丈は長くしすぎていません。
だからワイドパンツに合わせても、上下が全部大きな服に見えにくい。
自分がこの商品で特にいいと思ったのも、この「ゆったりしているのに、丈まで大きくしない」というバランスです。

KELEN/ケレン
NO.KLM26HJK1120
DOLMAN SLEEVE DENIM/ドルマンスリーブデニムジャケット
22,990円(税込)
目次
KELEN/DOLMAN SLEEVE DENIM
上半身にはボリュームを出す。でも着丈は伸ばしすぎない。この形が今のパンツに合わせやすい。
最初に全体を見ると、一般的なGジャンとは少し違う丸みがあります。
肩だけを大きく落としたオーバーサイズではなく、袖から身頃へゆったりつながることで、上半身全体に自然な分量が生まれています。
一方、着丈は比較的コンパクト。
ここが大切です。
身幅も着丈も大きなジャケットは確かに雰囲気がありますが、ワイドパンツと合わせると全身が縦にも横にも大きく見えることがあります。
DOLMAN SLEEVE DENIMなら、上半身にはしっかり存在感があるのに、腰まわりで一度シルエットが切れる。
そのため、太いパンツにもつなげやすくなっています。
「デニムジャケットは好きだけれど、普通のGジャンでは少し今のパンツと合わない」
そんな方に見てほしい形です。

太畝コーデュロイの襟が入るだけで、デニム一色より顔まわりが柔らかく見えます。
襟には太畝のコーデュロイを使っています。
デニムジャケットは、襟まで同じデニムで作るとかなりストレートにワーク感が出ます。
もちろん、それが王道の格好よさでもあります。
ただ、このモデルは襟の素材を変えることで、少し印象を柔らげています。
特に濃いONE WASHでは、デニムの濃色とコーデュロイの柔らかな表面感の違いがほどよいアクセントになります。
大きな装飾を付けなくても、首元を見ると普通のGジャンとは少し違う。
こういう違いなら、デザインの強い服が苦手な方でも取り入れやすいと思います。
Tシャツの上から前を開けてもいいですし、寒くなればニットを中へ入れても、襟が全体の輪郭を作ってくれます。

脇に切り替えを作らないドルマンスリーブだから、肩だけを大きく見せる服ではありません。
このジャケットの形を決めているのが、ドルマンスリーブです。
脇に一般的な切り替えを作らず、袖と身頃を大きくつなぐことで、肩から脇へ柔らかな曲線を作っています。
オーバーサイズの服では、肩線だけを大きく落とすことでゆとりを作るものもあります。
それだと体型や着方によっては、肩だけが大きく見えることがあります。
このモデルは、肩から身頃まで一体で分量を持たせている。
そのため、腕を下ろした時にも上半身全体で丸みが出ます。
写真の背面を見ても、肩から袖へ線が急に切れず、ゆったりつながっていることが分かります。
見た目のデザインだけではなく、着た時のシルエットを作るためのドルマンスリーブです。

形の違うワークポケットが、シンプルなデニムジャケットを普通で終わらせません。
フロントにはワークウェアを思わせるポケットデザインが入っています。
ポイントは、左右をただ同じ形にそろえて終わらせていないことです。
全体の形はシンプル。
襟も配色を強く出しているわけではない。
だからこそ、ポケットの形に少し違いを作ることで、近くで見た時の面白さが生まれます。
自分は、こういうデザインが普段着には使いやすいと思っています。
一目見て「デザイン物」と分かるほど強くはない。
でも普通のGジャンと並べると、明らかに何かが違う。
無地のTシャツやニットを合わせるだけでもジャケット側に表情があるので、インナーで頑張りすぎなくていいのもメリットです。

13ozデニムだから、シャツ感覚ではなく「デニムジャケットを着ている」存在感があります。
素材にはコットン100%の13ozデニムを使用しています。
薄いデニムシャツのような軽さではなく、しっかりジャケットとして見える生地です。
このくらい生地に存在感があるからこそ、ドルマンスリーブの丸いシルエットもきれいに分かります。
カラーによっても印象は変わります。
ONE WASHは濃い色が残っているので、デニムでも比較的落ち着いて見えます。
BLACKやNAVY、CHARCOALなど濃色のパンツが多い方にもつなげやすい。
一方、INDIGOはデニムらしいブルーがより分かりやすく、ジャケット自体を着こなしのポイントにしやすいカラーです。
形は同じでも、濃色で静かに着るのか、デニムらしい色を見せるのか。
手持ちのパンツによって選び方が変わると思います。

170cm・60kgでサイズ38。ゆとりはあるのに、大きなジャケットを着ている感じになりません。
170cm・60kgでサイズ38を着用しています。
自分なら、今選ぶのはこのサイズ38です。
肩まわりと身幅には適度な余裕があります。
ただ、着丈が長くないので、上半身全体が必要以上に大きく見えません。
この商品は、身体にぴったり合わせるためのジャケットではありません。
ドルマンスリーブによるゆとりをきちんと見せた方が、この形の良さが出ます。
それでもサイズ38なら、ルーズになりすぎず、普通のデニムジャケットの延長で取り入れやすい。
「ゆったりは着たい。でも、オーバーサイズを強く見せたいわけではない」
170cm・60kgの自分には、このくらいが一番使いやすいと思います。

短い着丈だから、同素材の太いデニムを合わせても上下が重く見えすぎません。
同素材の「CURVE DENIM」と合わせたスタイリングです。
上下デニムというと、少しハードルが高く感じる方もいると思います。
特にジャケットもパンツも大きいと、全身のデニム面積が増えてかなり重たく見えることがあります。
このジャケットなら、そこを短い着丈が調整してくれます。
上半身にはドルマンスリーブの分量。
下半身にはカーブデニムのボリューム。
どちらにもゆとりはありますが、ジャケットの裾が高い位置で終わることで、上下の境目がきちんとできます。
もちろんセットアップだけで使う必要はありません。
BLACKのパンツやスラックスへジャケット単品で合わせてもいい。
逆に、このシルエットを一番分かりやすく楽しみたい日は同素材でそろえる。
着方に段階を作れるのも、このジャケットの面白さです。

サイズ40は「38が小さいから」ではなく、上半身の余白をもっと楽しみたい時に。
サイズ40は、サイズ38よりさらにゆとりが出ます。
170cm・60kgで着ても、明確にリラックスした印象になります。
この商品は着丈だけを長く見せるジャケットではなく、肩や身頃の分量を楽しむ服です。
ですからサイズ40を選ぶなら、「38では着られないから」というより、ドルマンスリーブの丸いシルエットをもっと大きく見せたい時だと思います。
普段からワイドパンツが多い方。
インナーにも少し厚みのあるものを重ねたい方。
自分より体格が大きい方。
そういう場合には、サイズ40の余白が生きてきます。
170cm・60kgの自分なら38。
ただ、同じ体型でも普段かなり大きなトップスを着る方なら、40を選ぶ意味はあります。
サイズは身体に合わせるだけではなく、どこまでシルエットを見せたいかで考えてください。

INDIGOなら、グレーのワイドパンツを合わせるだけでもデニムの青がきれいに主役になります。
INDIGOを単品で使うなら、パンツまでデニムに限定する必要はありません。
画像ではグレー系のワイドパンツを合わせています。
INDIGOのブルーとグレーはコントラストが強すぎないので、色を使っていても落ち着いて見えます。
さらにパンツにもボリュームがあるため、ドルマンスリーブのゆったりした上半身とも自然につながります。
ここで細身のパンツを合わせれば、ジャケットの丸い形がもっと強調されます。
ワイドパンツなら、上下のボリュームをつなげてリラックスした印象に。
つまり、このジャケットは「ワイドパンツ専用」ではありません。
短い着丈があるからこそ、合わせるパンツの太さによって見せ方を変えられます。
最初に取り入れるなら、まずは普段よく穿いている無地のパンツへ合わせる。
そこからデニムのセットアップまで広げていくのが使いやすいと思います。

まとめ|ゆったりしたデニムジャケットを、丈まで大きくしたくない方へ。
KELENの「DOLMAN SLEEVE DENIM」は、普通のGジャンをただ大きくしたデニムジャケットではありません。
肩から身頃まで柔らかくつながるドルマンスリーブで、上半身にはしっかり分量を作る。
その一方で着丈は長くしすぎず、ワイドパンツと合わせても全身が重たくならないようにしています。
太畝コーデュロイの襟。
左右で表情の異なるワークポケット。
13ozのしっかりしたデニム。
そうしたディテールもありますが、自分が一番評価しているのは、やはり全身で着た時のバランスです。
170cm・60kgの自分ならサイズ38。
適度にゆとりがありながら、デニムジャケットとして使いやすい収まりがあります。
もっとドルマンのボリュームを楽しみたい方や、体格の大きい方ならサイズ40。
ONE WASHなら少し落ち着いて。
INDIGOならデニムらしい色を着こなしのポイントに。
同素材のCURVE DENIMで上下をそろえてもいいですし、手持ちの黒やグレーのパンツへジャケット単品で加えても使えます。
逆に、身体に沿う細身のGジャンや、長い着丈のオーバーサイズジャケットを求めている方には、この短丈と丸いシルエットは方向が違うと思います。
肩まわりには余裕が欲しい。
でも、丈まで長くして全身を大きく見せたくない。
そんなデニムジャケットを探している方には、この形を一度見てほしいと思います。

商品ページでは、まず170cm・60kgでサイズ38と40を着た時の上半身の余白と、短い着丈による全身バランスを見比べてみてください。特に肩まわりのボリュームがどのくらい変わるかを見ると、どちらのサイズで着たいかイメージしやすくなります。
そのうえで、ONE WASHとINDIGOの色の違い、ワイドパンツへ合わせた時の見え方も確認してみてください。普段よく穿くパンツの太さや色を思い浮かべると、ジャケット単品で使うのか、同素材で合わせるのかも判断しやすくなります。
サイズ表の具体的な実寸は今回の入力情報にはありません。サイズを最終判断する際は、商品ページに掲載されている実寸があれば、普段着ているジャケットとも比較して確認してください。
ちょっとしたひとりごと
今回はデニムジャケットのご紹介でしたが、このセットアップ、なかなか良くないですか?
デニムのセットアップというと、どうしても少し武骨だったり、ハードな印象になりやすいです。
でも今回のドルマンスリーブのジャケットと、カーブシルエットのデニムを合わせると、その感じがかなり和らぐんですよね。
ちゃんとデニムらしさはあるのに、どこか力が抜けていて、今っぽい雰囲気もある。
自分でも撮影しながらスタイリングしていて、
「これ、普通に欲しいな…」
となりました(笑)。
こういう時が一番困ります。
仕入れる時はお客様に提案する目線で見ているんですが、実際に着てみると急に自分の買い物目線に変わってしまうんですよね。
まぁでも、自分が欲しいと思えないものをおすすめするよりは、そのくらいの方がいいのかなと思っています。
セットアップで着てもいいですし、もちろん上下別々でも使えます。
こういう着方の幅があるものって、結局出番も多くなるんですよね。
最近は朝晩もかなり秋らしくなってきましたし、ようやくこういう服が楽しい季節になってきました。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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