福井のセレクトショップ「DISCOVERY(ディスカバリー)」の水尻です。
Tシャツの上に何か一枚羽織りたい。
そんな時、カーディガンは気軽ですが、合わせ方によっては少し柔らかく見えすぎることがあります。
逆にジャケットなら服装は整いますが、休日にそこまできちんとしたくない日もある。
この「ちょうど間が欲しい」という場面は、意外と多いと思います。
今回ご紹介するPERS PROJECTSの「MAVERICK RC CARDE」は、スウェットの気軽さを残しながら、襟と前開きによってジャケットのような輪郭を加えた一着です。
使われているのは、現在は生産されていない和歌山の旧式編機でゆっくり編み立てたコットン100%の裏毛。
大きなパッチポケットやナットボタンも備えています。
ただ、自分がこの商品で一番いいと思ったのは、ディテールの多さではありません。
Tシャツの上から何となく羽織るだけでも、普通のスウェットより服装が整って見えること。
カーディガンの気軽さは欲しい。
でも、もう少し外着らしい雰囲気も欲しい。
そんな方には、この中間的な立ち位置がかなり使いやすいと思います。

PERS PROJECTS/パースプロジェクト
NO.26FW-13091
MAVERICK RC CARDE/襟付きスウェットカーディガン
25,300円(税込)
目次
PERS PROJECTS/MAVERICK RC CARDE
スウェットなのに部屋着っぽく見えにくい。襟と前開きが全体の印象を変えています。
全体の形を見ると、ベースはとてもシンプルです。
襟付き。
ボタンフロント。
左右には大きめのパッチポケット。
ただ、生地はジャケット用の布帛ではなく、柔らかな裏毛です。
この組み合わせが、この商品の面白いところだと思います。
一般的なクルーネックスウェットなら、どうしてもカジュアルな印象が先にきます。
カーディガン型でも、襟がなければさらに柔らかい雰囲気になる。
MAVERICK RC CARDEは襟を付けることで、首元にきちんと輪郭を作っています。
だからインナーが普通のTシャツでも、羽織るだけで少し外着らしい。
ジャケットほど構えなくても、服装を一段整えられる。
自分が仕入れで評価したのは、この使いやすさです。

古着の形をそのまま再現せず、断ち切りを使って今の服へ変えています。
デザインのベースになっているのは、ヴィンテージの襟付きカーディガンです。
ただし、昔の服をそのまま再現したものではありません。
各所へ断ち切り仕様を取り入れ、縫い代や切り替えそのものをデザインとして見せています。
この違いは、写真だけなら小さく感じるかもしれません。
でも、服全体を古着らしい方向へ寄せすぎないためには結構大切です。
ヴィンテージそのままの雰囲気を強くすると、合わせるパンツや靴まで少し限定されることがあります。
このモデルなら、昔の形をベースにしながら、普通のワイドパンツやスラックスにもつなげやすい。
古い服の雰囲気は好き。
でも、全身を古着っぽくまとめたいわけではない。
そんな方にも取り入れやすい作りです。

ナットボタンと大きなパッチポケットが、スウェットを“羽織り”として見せてくれます。
フロントにはナットボタンを使用しています。
さらに、左右には大きなパッチポケット。
どちらも派手なディテールではありません。
でも、一般的なスウェットとの差を作るうえでは効いています。
プラスチックのスナップやジップではなく、ボタンを使うことで見え方が少し落ち着く。
大きなポケットが加わることで、カーディガンというより軽いアウターに近い実用感も出てきます。
自分は、こういう服ほど細部の方向性が大切だと思っています。
生地はラク。
形は気軽。
でも、パーツまで全部カジュアルにしてしまうと、結局普通のスウェットに戻ってしまう。
ナットボタンやパッチポケットまで含めて、カーディガンとジャケットの間へきちんと着地させています。

旧式編機の裏毛は、厚さよりも“ふくらみ”を楽しんでほしい生地です。
素材はコットン100%。
和歌山に残る、現在は生産されていない旧式編機で低速に編み立てています。
ゆっくり編むことで、生地には空気を含んだようなふくらみと柔らかさが生まれます。
ここは、単純に「厚手のスウェットか、薄手のスウェットか」だけでは見てほしくない部分です。
スウェット生地は、厚ければ存在感が出ます。
でも、硬く重くなれば、この商品のカーディガンらしい気軽さとは少し違ってきます。
このモデルは、柔らかな裏毛だからこそ、襟付きの形でも堅くなりません。
ボタンを閉じてもジャケットのように身体を固めず、開ければ自然に落ちる。
一般的なスウェットとは違う表情を作っているのは、デザインだけではなく、この生地そのものです。
具体的なお手入れについては、商品に付属する洗濯表示を優先してください。

BLACKなら、スウェットの柔らかさを残しながら少しシャープに着られます。
カラーはBLACKとBROWNの2色です。
BLACKは、この商品のカーディガンらしい柔らかさを少し引き締めて見せてくれるカラー。
襟やボタン、パッチポケットといったディテールも全体へなじむので、かなりシンプルに使えます。
白やグレーのTシャツ。
黒やチャコールのパンツ。
そこへこのBLACKを羽織るだけでも十分です。
スウェット生地のカジュアルさはありますが、全身をモノトーンへ寄せれば、かなり落ち着いた印象になります。
「襟付きスウェット」というデザインを初めて着るなら、まずBLACKから考えるのも分かりやすいと思います。

BROWNは、黒より柔らかく見せたい時に。ネイビーや生成りともつなげやすい色です。
BROWNはBLACKとはかなり印象が変わります。
色そのものに暖かさがあるので、スウェット生地の柔らかな表情とも相性がいい。
写真では濃色のパンツと合わせていますが、このくらい色を分けるとBROWNが自然に主役になります。
一方、生成りやベージュ系のパンツへ合わせれば、もっと柔らかな配色にもできます。
ネイビーのパンツも相性を取りやすいと思います。
「カーディガンらしく気軽に着たい」という方向なら、自分はBROWNもかなり面白いと思います。
BLACKは輪郭を締める。
BROWNは素材の柔らかさを生かす。
同じ形でも、選ぶ色で着こなしの温度が変わります。

170cm・60kgでサイズ2。自分なら、この適度な余裕を基準に選びます。
170cm・60kgでサイズ2を着用しています。
サイズ2の実寸は、肩幅52cm、身幅59cm、着丈67cm、袖丈58cm。
自分なら、このサイズ2を選びます。
身幅59cmなので、Tシャツの上から羽織っても身体へ張り付く感じはありません。
それでも着丈67cmなので、大きなアウターのように長くは見えない。
この商品は、スウェットのラクさを残しながら、羽織った時に服装を整えることが大切です。
その意味では、身体との間に少し余白を作りつつ、全体が大きくなりすぎないサイズ2が一番使いやすいと思います。
ボタンを閉じてもいい。
開けてインナーを見せてもいい。
アウターとしてもカーディガンとしても使いたいなら、170cm・60kgではまずサイズ2を基準にしてみてください。

サイズ1はややタイト。すっきり着たい方には候補ですが、余白は減ります。
サイズ1は、肩幅50cm、身幅56.5cm、着丈65cm、袖丈57cm。
サイズ2と比べると、肩幅は2cm、身幅は2.5cm、着丈は2cm小さくなります。
170cm・60kgでは、入力情報でも「ややタイト」とされています。
もちろん、細く着ること自体が悪いわけではありません。
細身のパンツが多い方。
ジャケット感覚ですっきり見せたい方。
そういう着方なら、サイズ1が合う可能性もあります。
ただ、自分ならこの服の柔らかな生地とカーディガンらしい余白を生かしたいので、サイズ2を選びます。
サイズを下げればきれいに見える、という単純な話ではありません。
この商品の場合は、少し余裕があることでスウェットらしい力の抜け方も残せます。

サイズ3は着丈69.5cm。ワイドパンツへつなげるなら、この余白もありです。
サイズ3は、肩幅54cm、身幅60.5cm、着丈69.5cm、袖丈60cm。
サイズ2から極端に大きくなるわけではありません。
身幅は1.5cm、肩幅は2cm広がり、着丈は2.5cm長くなります。
その分、全身ではもう少しリラックスした印象になります。
170cm・60kgでサイズ3を選ぶなら、「サイズ2が小さいから」ではなく、より大きなバランスで着たい時です。
特にワイドパンツをよく穿く方なら、トップスにも少しボリュームを持たせることで上下をつなげやすくなります。
また、入力情報では身長175cm前後の方や、肩・腹まわりへ余裕が欲しい方にもサイズ3が候補とされています。
サイズ2と3は、体型だけでなく普段のパンツの太さまで考えて選ぶと分かりやすいと思います。

BLACKに色落ちしたデニムを合わせると、ジャケット感がほどよく抜けます。
BLACKを少しカジュアルに着たいなら、色落ちしたデニムはかなり分かりやすい組み合わせです。
襟付き、ボタンフロントという上半身のきちんとした要素に対して、パンツ側でラフさを足せます。
ここで黒い細身パンツまで合わせると、全体はもっとシャープになります。
でも、この商品の良さはジャケットの代用品になることだけではありません。
スウェットだからこそ、デニムに合わせても自然なんです。
インナーは黒や白のTシャツで十分。
足元もスニーカーやボリュームのある革靴など、普段使っているものへつなげやすい。
「襟付きの服は少し堅く見える」と感じる方ほど、こういうデニム合わせから入ると取り入れやすいと思います。

BROWNを生成りのパンツへ合わせると、スウェットでもかなり落ち着いた印象になります。
BROWNは、生成りやオフホワイト系のパンツと合わせると印象がかなり柔らかくなります。
上下とも暖かみのある色なので、強いコントラストを作らず自然につながります。
しかもトップスには襟とボタンがある。
そのため、配色は柔らかくても全体がぼやけて見えにくい。
ここは普通のクルーネックスウェットとの違いです。
無地のスウェットに生成りのパンツなら、かなりリラックスした着こなしになります。
MAVERICK RC CARDEなら、同じような色合わせでも少し外出着らしく整えられる。
休日にラクな服は着たい。
でも、上下スウェットのような雰囲気にはしたくない。
そんな時に、このBROWNの使い方はかなり参考になると思います。

まとめ|“ラクだから着る”だけではなく、“羽織ると整う”スウェットです。
PERS PROJECTSの「MAVERICK RC CARDE」は、ジャケットほど構えず、普通のカーディガンより少し服装を整えたい時の一着です。
自分がこの商品で評価しているのは、スウェットを無理にジャケットらしく見せているわけではないことです。
和歌山の旧式編機でゆっくり編んだ柔らかな裏毛。
その生地の気軽さを残しながら、襟、前開き、ナットボタン、大きなパッチポケットで外着としての輪郭を作っています。
さらに断ち切り仕様によって、ヴィンテージをそのまま再現せず、今のパンツへ合わせやすい表情に変えている。
Tシャツの上へ羽織るだけでもいい。
BLACKならデニムや黒いパンツで少しシャープに。
BROWNなら生成りやネイビーで柔らかく。
170cm・60kgの自分なら、カーディガンと軽いアウターの両方で使いやすいサイズ2を選びます。
もっとすっきり着るならサイズ1。
身長175cm前後の方や、肩・腹まわりにもう少し余白が欲しい方、ワイドパンツとのボリュームを合わせたい方ならサイズ3も候補です。
逆に、テーラードジャケットのような構築的なきちんと感を求める方や、非常に薄く軽いニットカーディガンを探している方には、この裏毛のボリュームや断ち切り仕様は方向が違うと思います。
カーディガンでは少し物足りない。
でも、ジャケットを着るほどではない。
その間に着る服を探しているなら、かなり分かりやすい選択肢です。

商品ページでは、170cm・60kgでサイズ1・2・3を着た時の身幅と着丈の違いを見比べてみてください。特にサイズ1のすっきり感、サイズ2の適度な余裕、サイズ3をワイドパンツへ合わせた時の全身バランスを見ると、自分ならどのサイズでこの服を使いたいか判断しやすいと思います。
ちょっとしたひとりごと
福井ブローウィンズの開幕戦、見ましたか?
初戦からいきなりかなりの接戦。
しかもラスト15秒で3ポイントを決めて逆転という、出来すぎなくらい劇的な勝ち方でした。
シュートが入った瞬間、自分も思わず声が出ました(笑)。
まだ新しい選手も多くて、チームとしての連携はこれからという感じもします。
逆に言えば、今の段階であれだけ競った試合を勝ち切れたのは大きいですよね。
ここから1試合ごとにどう変わっていくのか、今シーズンも楽しみです。
そして気付けば、朝晩は少し肌寒くなってきました。
ようやく秋物の出番です。
個人的には、この時期の着こなしが一年で一番好きなんですよね。
Tシャツにシャツや軽い羽織りを足したり、パンツの素材を変えたり。
真冬みたいに防寒が最優先になる前なので、純粋に洋服を楽しみやすい時期だと思います。
昔は「ファッションの秋」なんて言葉をよく聞きましたが、最近は秋そのものが短すぎて、すっかり聞かなくなった気もします(笑)。
下手すると、半袖からいきなりアウターですからね。
だからこそ、この短い時期は逃さず楽しみたいところです。
ブローウィンズも洋服も、ここからが本番。
秋を楽しんでいきましょう。
では本日もお待ちしております。
DISCOVERY 水尻
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